セールスコピーライティングとは?売れる文章の書き方とポイント
セールスコピーライティングとは、ズバリ!「売れる文章術」のことです。
商品・サービスの魅力を理解したうえで、最も売りたいお客様(ターゲット)向けにピッタリの言葉を選んでお伝えし、購入やメルマガ登録などの行動を後押しします。
ご自身でビジネスをされている方は、1人でも多く集客し、商品・サービスを1つでも多く売りたいですよね。
それを成し得るには伝える必要があり、伝える手段は「話す」か「書く」のわずか2つ。
つまり、優れたセールスコピーライティングは、「書く」ことで「売る」を実現し、販売や集客に貢献し、大きな利益をもたらすのです。
文章術というと、「国語は苦手だったなぁ」「言いたいことを上手く伝えられないんだよね」と、躊躇される方もいらっしゃるでしょう。
でも、安心してください!
セールスコピーライティングのスキルは、ポイントを押さえれば誰でも身に着けることができますよ。
今日はセールスコピーライターのかみばやしが、セールスコピーマスター講座(旧:セールスコピーライター養成講座)を主宰している出羽桃子先生に「セールスコピーライティング」について、皆さんの知りたいことをインタビューしています。ぜひ、ご覧になって「売れる文章術」のポイントを1つでも多く身につけてください。
セールスコピーライティングとは?
【かみばやし】桃子先生、セールスコピーライティング=「売れる文章術」ですが、最初は私、「文章次第で商品が売れる・売れないが変わるわけない」って、半信半疑でした。
【出羽】そういう方、とても多いです。でも、売上や成約率は驚くほど変わりますよね。
【かみばやし】ですです。私もスキルを身に着けて、実践していけばいくほど、売れる文章術のすごさを実感しています。
【出羽】「売れる」とか「セールスが出来る」と言うと真っ先に思いつくのが「セールスマン」のような話の上手な人ですよね。
私は会社員時代、セールス(営業)の経験が長く、部下の指導もしていたのでよくわかるのですが、セールスマンにも簡単に売れる成績優秀な方と、なかなか成績が上がらない方がいます。
この差がどこで生まれるかというと、セールスマンが話す「セールストーク」なんですよ。
売れるセールスマンは、目の前の人の心を動かし、ひいては相手を思い通りに行動させてしまう、人を動かす「トーク」をしています。
これをそっくりそのまま文章で実行するのが、人を動かす文章術=売れる文章術。つまり、セールスコピーライティングです!!
セールスコピーライティングには前提条件がとても大事
【かみばやし】セールスコピーライティングについてわかってきたところで、
どうやったら、売れる文章が書けるようになるのかポイントを教えて下さい。
【出羽】大事なのは、前提条件を決めることです。まずは、3つのMを考えることがポイントになります。
Market: 「だれに」(=ターゲット) Message: 「どんな言葉で」 Media: 「どんな媒体(手段)で」 |
どんなに素晴らしい商品・サービスだとしても、全人類に「買いたい」と思ってもらい、売るのは難しいです。当然ですが、1人1人価値観も違えば、生活スタイルや収入、考え方などバックボーンがバラバラです。
だからこそ、自分がお客様にしたい人(Market=いわゆるターゲット)は、どんな人なのかを明確にして、そのうえでターゲットに響く言葉(Message=メッセージ)を使い、ターゲットが見てくれる場所(Media=媒体)で商品・サービスの魅力を100%お伝えする必要があるのです。
とても魅力的な商品・サービスなのに、その良さを30%も伝えられていないもったいないパターンが巷に溢れていて、片っ端から提案したい気持ちになるんです(笑)
コピーライターの書くイメージコピーとの違い
【かみばやし】私、セールスコピーライターと名乗ると、コピーライターと間違われてしまうことがよくあります。セールスコピーライターとコピーライターの違いを教えてください。
【出羽】あるあるですね。
一般的には糸井重里さんや中畑貴志さんに代表される「コピーライター」のほうが圧倒的によく知られています。
コピーライターは、企業、商品・サービス、ブランドの認知拡大やイメージアップを目的としたカッコいい「イメージコピー」を書きます。だから、才能とか独特のセンスとかが必要と考えている方も多いでしょう。
一方で、セールスコピーは「売れる文章術」ですから、購買に直結したコピーを書きます。ターゲットの意識を引きつける言葉を使って、商品・サービスを利用した後に、お客様が得られる効果や未来をも直接的に伝えるコピーです。
また、才能や独特のセンスは不要で、ポイントを押さえれば身につけられるスキルといえます。
売れる文章に欠かせない7つのポイント
【かみばやし】桃子先生、せっかくなので、もっと具体的にどうやったらセールスコピーライティングができるようになるのか、売れる文章を書くポイントを教えてください!
【出羽】はい!ひとりでも多くの事業者さんに商品・サービスの魅力を100%伝えられるようになっていただきたいので、7つのポイントをお伝えします。
セールスコピーライティングを書くにあたっては、まず冒頭でお客様の心を鷲掴みにする強めのキャッチコピーが必要です。キャッチコピーで興味を惹き付けた後は、ボディコピーで「キャッチコピーで謳ったことは本当ですよ」という証明をしながら商品・サービスの魅力を伝えます。そして、最後にクローズコピーで締めつつ、行動を促す、という流れになります。
それぞれのパートで、魅力的と感じていただけるように情報提供していくわけですが、以下の要素を盛り込むと効果的です。
1.効果
商品・サービスを利用することでどのような結果が得られるのか?またどのような品質で具体的にどんな価値を得られるのか?については、お客様の最も重大な関心ごとです。
同時に未来の理想に近づく可能性を示し、ワクワクしていただくパーツになります。定量的に測れるものであれば、数字で明示することも効果的です。
2.期間・時間
キャンペーンや限定特別価格なら、いつからいつまでなら申し込みができるのかを具体的に明示する必要があります。事務的な部分に見えるかもしれませんが、かなり重要で意外と忘れがちです。
また、効果が得られるまでの時間を「10秒で簡単」「たった3日で」など、数値で示せるようであれば、ぜひ記載したいところです。
3.やり方・やること・使い方
「良さそうだけど、どうやって使うのかイメージできない」ということってよくありませんか?このような場合に有効なのが「やり方・使い方」を記載することです。
具体的な使い方の手順を示すことで、難易度がわかり、お客様が自分にでもできそうか判断することができます。また、「これなら私にもできる」と感じられることは、購入前の安心材料になります。
4.価格
誰だって安いものが大好きです。そして目を引きます!
もし、無料や半額など、強く目を引く内容であれば、大々的に表示するようにしましょう。
ただし、それなりの金額になる高額商品の場合、金額の提示方法は慎重に検討しましょう。提示するタイミングも、商品・サービスの価値を充分に伝えたうえで、提示するのがおすすめです。
5.実績
ご自身に素晴らしい実績があるのであれば、恥ずかしがらず!謙遜せず!ぜひ書いてくださいね。取材で「それ、実績に書きましょう!」とご提案するケースは、ほぼ100%と言っても過言ではありません。
また、ご自身の指導や取り組みの結果として、お客様が素晴らしい成果を上げている場合も、「お客様の声」としてぜひ記載しましょう。
6.権威性
雑誌やテレビに取材や掲載をされたことがある場合や、業界の有名人からお声をいただける場合は、ぜひ写真とともに記載してください。
お客様からだけでなく、世間的にも高評価を受けている商品・サービスであることを伝えられれば説得力は倍増しますね。
7.好奇心
ターゲットの中にある思い込みや常識を破壊するような衝撃的な真実や、「え?そうなの?!」と思わず真相を知りたくなってしまうような事実は、かなり目を引きます。キャッチコピーなどに、うまく利用すると良いでしょう。
セールスコピーライティングに必要なのは文章力じゃない!?
【かみばやし】桃子先生、こんなにポイントを知ったらセールスコピーライティングが誰にでも書けてしまいそうな気もしますし、逆に「難しい」と躊躇してしまう方もいるような気もしてきました。
多くの受講生を教えてきた経験から、実際のところセールスコピーライティングに文章力は必要なんでしょうか?
【出羽】文章を書くので、国語力が必要と思われるかもしれませんが、そうではありません。もちろん、文章力はあるに越したことはありませんが、書くための材料をいかに集めて、それをお客様に合わせて伝わりやすくするためにどう使うのか?と「考える力」のほうが大切です。
実際、講座には「国語は苦手だった」とかいう方も受講してセールスコピーライターとして活躍されていますし、皆さん考え方を身に着けて活躍の場を広げていらっしゃいます。
【かみばやし】では、いったいどんな考え方をしたら「売れる文章」を書けるようになりますか?
【出羽】大事なのは、相手の立場に立つこと。ここでいう「相手」とは、やはりターゲットのこと、つまり文章を読む人ですね。
そのためには、ターゲットのことを良く知らなければいけません。
どういう価値観で、どんなことに困っていて、どんな状態になったらうれしいのか。どんな生活をしていて、どんな心理状態で…など、とにかく徹底的にリサーチとヒアリングをする必要がありますし、我々の常識として「リサーチ8割」なんて言われるほど、実際に書くよりも格段に大切な作業です。
さらに、人が「買いたい」と感じるまでにはどのような道筋を通るのか、購買に至る心理状況も含めた「モノが売れる仕組み」であるマーケティングも組み合わせて考えていく必要があります。
これができるからこそ、セールスコピーライターはただ書くだけのライターとは一線を画し、「売れる文章」を書いて高い報酬をいただけるんですよ。
セールスコピーライティングは誰にでも書ける
【かみばやし】なんか…セールスコピーライティングって、難しそうと思われるかもしれませんが、正しくスキルを学べば誰でも書けるようになります。もちろん本業にして、一本立ちするためには当然それなりの努力と根性が必要ですよね!
【出羽】そうですね、ご自身でビジネスをされている経営者や起業家、販売やマーケティングの部署で働く会社員の方などにも必要なスキルですし、私が主宰しているセールスコピーマスター講座(旧:セールスコピーライター養成講座)にも多くの方々が学びにきてくれています。
最近は会社員の方で、副業としてライターになりたい方や起業を検討している方もかなり増えていますね。
かみばやしさんも前職は会社員ですよね。受講中は、どんなことを考えていらっしゃいましたか?
【かみばやし】私は優等生タイプではなく、かなり苦労しました。受講中の勉強だけでは芽が出ず、講座を卒業してからも、お師匠さんのメルマガをひたすら写経し続けました。どんなに小さなチャンスでもいただけるものは必ずいただいて、そのときの自分の120%の力を出すということをただただ積み重ねて、講師や受講生の仲間にも散々助けていただきながら、なんとかやってきましたね。
おかげさまで、今では結構、自由に働いてまして、日々を面白おかしく過ごせています。自分のペースで働きたい方にはとても良い職業ですよね。
もはやセールスコピーライティングは、全人類にとって必須スキルだと思います!
相手の立場に立って考え、相手に届く言葉で伝えるスキルだから、コミュニケーションも円滑にできるようになりますし! 私のこども達にも、身につけさせたいです。おかんの気持ちを少しは考えてほしい(笑)
【出羽】あはは。
かみばやしさん、全人類とか言ってますけど…お仕事のときはターゲットをちゃんと絞ってくださいね。あ、あと、あの案件まだですか?
【かみばやし】ギクッ!!
桃子先生、ありがとうございました!インタビューはこの辺で終わりましょう。
最後に、ここまで読んでくださった方にメッセージをお願いします!!
【出羽】セールスコピーライティングは、身に着けると得しかないスキルです。根本が「相手の立場に立つ」ことですので、一度身に着ければ、セールスコピーライティングをはじめとする仕事に使えるのはもちろん、プライベートにも大いに役立ちますので、1人でも多くの方に知ってほしいと願って止みません。
少しでもご興味をお持ちいただけたら、ぜひ無料ウェビナーをご覧いただいて、セールスコピーライティングの世界を覗いてみてください。仕事もプライベートも円滑になって、モテモテになりますよ!!
まとめ
セールスコピーライティングが「売れる文章術」であること、そのポイントはご理解いただけましたか?
桃子先生には、細かいテクニックも含めて、セールスコピーライティングについて多くのことをお話いただきましたが、具体的に「自分はどうしたら良いのか?」という部分はまだイメージができないという方も多いと思います。
「もっと踏み込んで、セールスコピーライティングについて知りたい!」という方は、無料で受けられるウェビナーに参加できますので、ぜひ参加してみてくださいね!
この記事を書いた人
セールスコピーライター かみばやし りつこ ▶Facebook
15年以上に亘り事業会社の企業法務、内部統制の担当者として数社を渡り歩く。契約書の作成・チェックを始め、社内業務の文書化を手がけた件数は1000件超え。 働き方に悩む中、相手の真意や懸念点を正確に読み取り言語化してきた経験が活きると感じ、セールスコピーライティングを学ぶ。事実を正確に伝えることに加え、人の心を動かすライティングの手法を習得し、2019年3月に独立。 不動産・投資・美容・教育関連などのライティング、セミナー講師など幅広く活動中。