言語化3分間トレーニング:相手によって伝える言葉を変える(プライベート編)

こんにちは。
セールスコピーライターの鈴木絢乃です。

みなさんは、相手と話している時に、次のような経験をしたことはありませんか?

「言いたいことが伝わらない」
「思っていることを言葉で表現するのが難しい」

このようなことが起こる原因の一つに「言語化」が考えられます。
言語化するときに、「独りよがりになっている」「相手への配慮が少し足りていない」という可能性があるからです。

そこで今回は、言語化が苦手だと感じている方に向けて、よくある事例と日常の中で取り組めるトレーニングをご紹介していきます!

プライベートはもちろん仕事でも、どんなシーンでも役立ちますので、ぜひ最後までご覧ください。

伝えたいと思ったとき「相手(誰)」に「何を」がとても大事

相手に言いたいことを伝える時、ついつい自分の考えの中だけで話してしまっていませんか?
実は、これこそが相手に伝わらない原因なのです。

どういうことかというと、自分の都合だけで話してしまい、相手が今どのような状況に置かれているのか、どんな言葉なら理解できるのか、といった配慮がないのです。

自分の考えだけで話して失敗するパターン

よくある例をご紹介します。
あなたが小学生4年生のお子さんと一緒に、塾用に持たせるスマホを買いに行ったとしましょう。
そこに店員さんが近寄り、カメラの性能がいい最新機種の宣伝をしても、まったく響きませんよね。

これは店員さんの、「スマホを売りたい」という想いだけが先行し、相手への配慮がない典型例です。

相手に配慮して話して想いが伝わるパターン

では、どんな話をしたらこの親子に興味を持ってもらえるでしょうか。

私が店員だったら、まずはスマホ購入の目的を聞き、それならと防犯機能のあるキッズ携帯をおすすめします。
なぜなら、親御さんは塾に通う子どもが一人になるときが心配だからです。

「このキッズ携帯は、子どもの見守りや防犯に特化しているスマホです。
そのため、GPSによる位置情報把握など防犯機能も備わっており、塾に通う時に子どもの所在地を確認することができ、親御さんにとっては安心ですよね。

また、キッズ携帯といえど、アプリを使ったりWebサイトを閲覧できるものもあります。
しかし、子どもが悪質なアプリやサイトを制限する機能が備わっているのもキッズ携帯の特徴のひとつです。だから、Web上のトラブルに巻き込まれるのを回避することができますよ。」

つまり、店員さんの、「スマホを売りたい」という想いは「相手(誰)」に「何を」に配慮して伝えることが大事なのです。

伝え方のトレーニング

言語化能力とは、「自分の頭の中で考えていることや意見を言葉にする」だけでなく、さらにそれを「相手がわかりやすい表現で伝える力」といえます。

とはいえ、いきなり言語化を習得するのは難しいため、さっそく、伝え方のトレーニングをしてみましょう。

伝え方のトレーニングとは、何かを伝える前に次の4つを考えてみることです。

・自分の想いや感情を客観的にみてどう思うか?を考える

・なぜ自分がそれを伝えたいのかを書き出し、深掘りする

・このことを相手に伝えると相手はどう受け取るか、自分なりに考えてみる

・家族や友達に話を聞いてもらい、自分が思ったことが伝わったか客観的に判断してもらう

最初は慣れないかもしれませんが、日常会話の中で思ったことをただ話すのではなく、相手がどう捉えるかを考えて、より効果的な言葉を選んで話す癖をつけましょう。だんだんと、効果を実感できるようになりますよ。

トレーニング1:旦那さんに子どもの面倒をみて欲しいことを伝える妻

あなたなら、どうやって伝えますか?

子育て中の場合、母親であるあなたが何か家事をしている時に、子どもの面倒を父親にみて欲しいと伝えたいシチュエーションがあると思います。あなたがその立場なら、どうやって伝えるか考えてみましょう!

その時に、ただ単に「子どもの面倒みておいて」と伝えるだけでは、本当にみているだけというのはよく聞く話です(笑)
実際SNSなどでは、旦那さんに子守を頼んだら、夫はずーっとスマホ片手に子どもをみているだけだったという話も目にすることが多いです。

母親の考える「子どもの面倒をみる=一緒に遊ぶ」ですが、父親からしたら「子どもの面倒をみる=安全かどうか見守る」という認識かもしれません。

そのためこのような場合は、「今から30分間、子どもと一緒に絵本を読んだり、積み木で遊びながら子守をお願いできないかな?」と伝えましょう。そうすることで、父親も子どもとの過ごし方がイメージしやすくなって、あなたの思った通りになりますよ。

【NG回答】
「子どもの面倒みておいて」

【OK回答】
「今から30分間、子どもと一緒に絵本を読んだり、積み木で遊びながら子守をお願いできないかな?」

トレーニング2:自分の母親に子どもの面倒をみて欲しいことを伝える

あなたなら、どうやって伝えますか?

祖母が家に遊びに来ている時、少しのあいだ子ども(孫)の面倒をみて欲しいというシチュエーションです。あなたがその立場なら、どうやって伝えるか考えてみましょう!

先程のように、「子どもの面倒をみてて欲しい」とだけ伝えても、家の中で遊ぶのか、外に連れ出して欲しいのかおばあちゃんには伝わりません。「面倒をみてて欲しい」とお願いされても、「何をしよう?」と考えてしまうことが想像できますよね?

ヒントは、おばあちゃんは一緒に住んでいないので、子どもの普段の様子はわからない、ということに配慮して言葉を選ぶことです。

【OK回答】

「今、子どもは電車や車のおもちゃが好きだから、一緒に電車のレールを作って遊んで欲しいの」

このように具体的に伝えると、祖母もどのようにして遊んでいいのかイメージできますよね。

まとめ

 

2つのトレーニングを通して、伝える相手が変わると、伝える言葉が変わるということがわかりますよね。

相手に自分の想いや考えを伝える時は、相手の状況に配慮して、何をして欲しいのか具体的にわかりやすい言葉で言語化することで伝わりやすくなります。

今回紹介した伝え方を取り入れながら、円滑なコミュニケーションになると嬉しいです。

しかし、相手に適した言葉選びや伝え方はどうしたら良いのか?

なかなか自己流で学んで、実践しようと行動したら、難しいと思う方もいるのではないでしょうか?

当講座では、相手にどのように伝えたら伝わるのか?をライティングのノウハウだけでなく、マーケティングの知識、ヒアリング力、リサーチ力の全てを学べる充実したカリキュラムで行っております。

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