ブランディングとは?メリット・デメリット、マーケティングとの違いを3分で解説
こんにちは。
セールスコピーライターの山中です。
前回の私のコラムでは、マーケティング全般についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
今回はマーケティングと繋がりの深いブランディングについて。
ブランディングがなぜ大切なのかが解れば、あなたのビジネスに役立つヒントが得られることでしょう!
「この記事は、起業家や会社員の方に向けてブランディングの重要性をお伝えします」
ブランドについて理解しよう
ブランディングを知るためには、まずはブランドについて理解する必要があります。
あなたは「ブランド」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
大体の方は、高級ブランドをイメージするのではないでしょうか⁈
ルイヴィトンやシャネルといった高級ブランドのバックは、数十万円から数百万円するものまで。
バックの機能を果たす商品であれば数千円で買えますが、同じ機能をもつ商品にどうしてそれほどの大金を費やすのでしょうか?
それは、その商品に価値を感じる一定数の顧客がいるから。
ブランドは高級品のためだけに用いられている言葉ではなく、消費者やユーザーが商品やサービスを認知し、価値を認めたものがブランドとなります。
ブランドとは形のない価値で、顧客が商品やサービスに対して持つ共通のイメージなのです。
ブランディングとは?
ブランディングとは、つまり、商品やサービスをブランドとして顧客に認識させるための仕掛けづくり。
「コーヒーチェーンといえばスターバックス」のように、ポジションを築くことです。
ブランディングを実施し、市場でのポジショニングを確立することにより、商品やサービスの価値を認識してもらい、顧客を獲得することができます。
ブランディングとマーケティングの違いとは?
ブランディングは、ブランドを顧客に認識させるための仕掛けづくり。
マーケティングは、商品やサービスといったものの価値を効果的に訴求し、市場を作ること。
一見似ているようですが、ブランディングとマーケティングは別ものなのです。
マーケティングは広い意味でブランディングの手法の1つ。
ブランディングが向上することで、マーケティングの費用対効果や精度の向上につながります。
ブランディングを行わないことによるデメリットとは?
ブランディングができていないと「価格競争」が生じます。
ブランディングは短期間で効果が出るものではなく、競合がひしめく市場の中で確立するのは簡単なことではありません。
しかしブランドで顧客のロイヤリティを獲得できなければ、値下げをしてでもユーザーを獲得するしかなくなります。
一度値下げによるプロモーションを行ってしまうと、値下げすることでしか顧客を得ることができなくなる、負のスパイラルから抜け出せなくなります。
このようは状況に陥らないためにも、ブランディングを実践し、顧客に価値を認識してもらう必要があります。
ブランディングを行う5つのメリットとは?
では、ブランディングすることでどんなメリットを得られるのでしょうか。
ひとつひとつポイントを見ていきましょう。
価格競争から脱却できる
ブランディングに成功している企業は、競合他社と価格競争になりません。
そのため、販売価格を維持することができ、安定的な収益が期待できます。
競合他社に類似の商品やサービスがあっても差別化でき、価格上乗せもできるでしょう。
新しい市場を開拓できる
ブランディングによって企業やブランド価値が高まれば、ブランド力を活かし、新たな市場開拓ができます。
一般的に企業が新しい市場に参入するときは、多大なコストが必要。
しかし、ブランディングによってイメージが良好な企業は、今までに培ってきた信用やブランド力を武器に、多大なコストを掛けなくても、新しい市場に参入することができます。
ブランド価値が低い企業と比較すると、新規参入でのビジネスの成功確率は格段に高いと言えます。
取引時の優位性につながる
ブランドが浸透していると、取引や交渉の場で優位に立てることが多くなります。
例えば取引先に注文を出した際、取引先にとっては厳しい条件であっても、ブランド力のある企業との取引を優先したいため、引き受けたいと考えるからです。
ブランド力の有無によって、相手企業の対応が変わることは良くあることなのです。
人材確保につながる
ブランディングのメリットは、人材採用の面にも。
ブランディングによって企業の魅力や価値観を発信できていれば、優秀な人材の目に留まり、好印象を抱く機会も増え、就職先・転職先の候補に挙がりやすくなるでしょう。
また、企業理念や価値観に共感を覚えた人材が入社しやすいため、離職率の低下が期待できます。
社員のモチベーションアップにつながる
ブランディングが上手くいくと、社員の仕事へのモチベーションが上がります。
社会からの評価が上がることにより、会社に誇りを持つようになり、仕事に更に前向きに取り組むようになるのです。
まとめ
ブランディングを実践せず、ブランド価値を確立できなければ、価格競争に巻き込まれてしまいます。
マーケットで優位に立ってビジネスを展開するためには、ブランディングは欠かせない戦略の1つ。
ブランドならではの魅力をユーザーに知ってもらうためにも、ブランディングを意識し、実践してみましょう!
この記事を書いた人
セールスコピーライター/プロフェッショナルコーチ 山中 啓嗣
大学卒業後、12年間女性をターゲットにした商品の営業に従事。人材紹介会社に転職し、17年間で10,000人の転職に関わる。その間、個人のキャリア形成支援の幅を広げたいとの思いから、コーチングとセールスコピーライティングを始める。現在は売上や集客に悩む個人起業家を中心に、コーチングでマインドと行動を変え、ライティングで商品やサービスの魅力が100%伝わる、活動をしている。