男性脳・女性脳で変わる”響く言葉”。違いを知って売上アップ
こんにちは。セールスコピーライターの上田です。
突然ですが、
「男(女)って、なんでいつもこうなんだろう・・・」
と思ったことはありませんか?
男性と女性の脳には構造的な違いがあり、考え方や行動が異なると言われています。
男性脳・女性脳と言われるこの違いは、日常でのコミュニケーションをはじめ購買行動にも影響しています。
もちろん個人差という側面もあり、一概に性別だけで決めることはできませんが、脳の仕組みを知り、ビジネスに活用できれば、売上に繋げていくことも可能です。
そこで今回は、「男性脳」「女性脳」に合わせたアプローチの仕方や“響く言葉”の違いについて、お伝えします。
これまで意識して文章を書いていなかった方は、ぜひ最後まで読んで活用してみてくださいね。
男性脳と女性脳の特徴
男女の脳の違いについては諸説ありますが、科学的根拠はまだ解明されていません。
細かい説明はさておき、ここでは脳の仕組みとして一般的に言われている男性脳と女性脳の特徴を見てみましょう。
男性脳 | 女性脳 |
---|---|
論理的思考 |
直感的思考 |
競争・独占 |
共感・共有 |
論理・データ重視 |
感覚・イメージ重視 |
掘り下げたい |
広げたい |
結果(目的)重視 |
プロセス重視 |
シングルタスク (1度に1つのことに集中) |
マルチタスク (複数のことを並行してできる) |
タテ社会、上下関係を重視 |
ヨコ社会、横のつながりを重視 |
今だけを見る |
過去と未来もつなげる |
個人差という側面から見ると、どちらかに偏っている人ほど、日頃から違いを実感しているかもしれません。
あなたもご家族や恋人、同僚などとのやりとりを思い浮かべて「なるほど・・・」と思い当たることはありませんか?
あくまで傾向ではありますが、ここまで違っていれば、アプローチの仕方や響く言葉が違うというのも納得がいくのではないでしょうか。
男性脳・女性脳に合わせたアプローチのポイント
では、男性脳と女性脳それぞれに合わせたアプローチのポイントを見てみましょう。
男性脳は、結論ファーストでデータやスペックが重要
男性脳は、目的を達成すること(結果)を重視しますので、何よりも結論ファーストであることが大切です。
また、競争心があり所有することで自尊心を満たされるような商品を好むことや論理的思考であることから、データ・スペックを重視します。
商品やサービスを購入することによって、どんな結果が得られるのかイメージさせ、科学的な証拠や数値化したデータを示すことで、信頼感を高めることができます。
※響くキーワード
「必勝パターン」「突破口」「コツ」などゴールをイメージできる言葉。
「最新」「高性能」「最高品質」「世界初」など価値が伝わりやすい言葉。
女性脳は、共感と感情を動かすことが重要
女性脳は、たくさんの寄り道をしながら運命の出会いを楽しむといったように、目的を達成するまでのプロセスを重視します。
そのため、データやスペックよりも、「自分ごと化」して共感できること、感情を動かすことが何より大切です。
言葉だけではなく写真やイラストなどを使い、商品やサービスで得られる結果を「これこれ」と直感的にイメージできるようにしましょう。
「素肌感覚」「とろける食感」「ふわふわ」など、イメージしやすい言葉を使うことがポイントです。
また、周りの意見も大事に(共有)しますので、お客様の声なども活用すると良いでしょう。
※響くキーワード
「素肌感覚」「とろける食感」「ふわふわ」「口コミで大人気」「〇〇さんも愛用」など
女性へのアプローチをもっと詳しく知りたい方は、コチラも読んでみてください。
関連記事:「女性の心をつかむライティング術とは」
男性脳と女性脳、それぞれに“響く言葉”
男性脳・女性脳によってアプローチの仕方が違うことはお分かりいただけたと思います。
では、実際にスーツケースのキャッチコピーを例に、響く言葉の違いをみてみましょう。
<男性脳>
「〇〇史上最強・最軽量!独自開発による〇〇素材を使用し、驚異の軽さと丈夫さを実現。」
<女性脳>
「旅がもっと楽しくなる♪スイスイ運べて、とっても静か。スムーズだから、どこにでも連れて行きたい。」
同じ商品でも、男性脳と女性脳どちらを意識するかで、“響く言葉”はまったく違います。
企業がターゲット別に広告やキャッチコピー、HPの訴求を分けているのも納得ですね。
男女どちらにも売りたい商品・サービスなのに、購買者の性別が偏っているときは、使っている言葉を見直してみてください。
男性脳、女性脳に限らず、様々な切り口があることを知り、活用していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
商品の魅力を言葉にするには、ターゲット(相手)目線で伝えることがとても大切。
一概に男性、女性と分けることはできませんが、アプローチの方法として違いを知って使いこなすことが売上アップへの秘訣です。
ターゲット設定で迷った場合は、反応の出方をテストしてみる、両方の要素をうまく混ぜてみるなども有効ですよ。
ちなみに余談ですが、これ恋愛にも応用できてしまいます。日常生活でもぜひ活用してみてくださいね。悪用厳禁で!笑
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この記事を書いた人
セールスコピーライター 上田 祐里江
経理や医療事務、ITインストラクターなどを経験後、心関連の学びを行う中で想いを言葉にできないという壁にぶつかる。そんな時、マーケティングや人間心理に基づくセールスコピーライティングと出会い、言語化するスキルを学ぶと同時にライターへと転身。 現在は、自身の悩みでもあった言語化に悩む起業家へ、みえない価値をみえる化し、売上アップに導く活動を行っている。