ターゲティングとは?マーケティングにおけるターゲットの意味やセグメントとの違い

「ターゲティング」という言葉を聞いたことはあっても、「具体的にどんな意味?」「ターゲットやセグメントと何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

ターゲティングとは、商品やサービスを届ける市場や顧客層を「選ぶ」こと。

今回は、ターゲット・セグメントとの違いや、ターゲットを決める際の基本的な考え方、ペルソナとの関係について、すっきりわかりやすく解説します。

ターゲティングとは?マーケティングにおける意味を簡単に解説

自社の商品やサービスを「すべての人に届けたい」と発信しても、結果として誰の心にも刺さりにくくなります。
限られた予算や時間で成果につなげるために重要なのが「ターゲティング」です。

ターゲティングとは、狙う市場や顧客層を選ぶこと

マーケティングにおける“ターゲティング”とは、自社の商品やサービスをどの顧客層に届けるかを見極め、選ぶプロセスのことです。

市場の特徴や顧客のニーズ、自社の強みを照らし合わせながら、アプローチすべき最適な層を決定していきます。自社に合った顧客層へ的確に届けるための、戦略的な選択といえます。

ターゲット・セグメント・ターゲティングの違い

混同されがちな3語ですが、「市場を分け(セグメント)」、「狙いを定め(ターゲティング)」、「狙う相手そのもの(ターゲット)」という一連の流れで整理できます。

ターゲットとは、商品・サービスを届けたい対象

ターゲットとは、自社の商品やサービスを具体的に届けたい顧客層そのものです。

例:Web集客の専任担当がいない中小企業の経営者など

セグメントとは、市場を共通の特徴で細分化したグループ

セグメントは、市場全体を年齢・地域・ニーズ・行動などの共通項で分類したグループ(集団)です。商品・サービスを届けたいターゲットがどのような特徴を持っているのかを捉えるときに使います。

ターゲティングとは、狙うセグメントを選ぶこと

細分化したセグメントの中から、自社が狙う市場を選び出すプロセスです。自社の強みを最も発揮でき、勝てる領域を見極める作業ともいえます。

例:市場全体の中から、「従業員10〜30人規模で、Web集客に悩むBtoC企業」に狙いを絞り込む

なぜターゲティングが重要なのか? 

予算や時間が限られるビジネス戦略において、ターゲティングは成果を左右する重要な生命線です。

顧客層によって響くメッセージが変わる

届けたい相手(ターゲット)が明確になると「まさに自分のことだ」と感じてもらえる言葉を選べるようになります。これは私が関わるWeb制作の現場でも同様で、言葉だけでなく、配色や写真、イラスト、書体、情報の見せ方まで、ターゲット層に合わせて設計します。

限られた予算や時間を効果的に使える

ターゲティングをすれば、広告費や時間と労力を分散させず、最も届けたい層へ集中投下できます。無駄なコストを抑え、費用対効果の向上が期待できます。

ターゲットはどうやって決める? 

ターゲット設定は直感ではなく、顧客の悩みと自社の強みが重なる点を見つけることが基本です。

商品・サービスの特徴と顧客のニーズを整理する

自社の商品・サービスの特徴から、「誰のどんな悩みを解決できるか」を書き出し、提供価値から逆算して対象を絞り込みます。

既存顧客がいる場合には、アンケートやインタビューの活用も効果的です。

ターゲットの考え方 OK例とNG

NG例:中小企業の経営者
OK例:従業員10〜30人規模で、専任担当がおらずWeb集客に悩む経営者

単に属性を細かくするのではなく、抱える課題や状況まで具体化することがポイントです。
確実に成果を出せる相手をイメージして絞り込みましょう。

ターゲティングとペルソナの関係

ターゲティングで選んだ顧客層の理解をさらに深め、発信の精度を高めるために活用するのが「ペルソナ」です。

ターゲットとなる顧客層を具体的な人物像にしたものがペルソナ

ターゲットが条件を満たす「集団」であるのに対し、ペルソナはその中の具体的な一人の人物像です。

先程のOK例なら「創業5年目の内装会社を営む佐藤社長(42歳)。現場と営業の責任を一手に担い、Web集客に焦りを感じている」のように、背景や感情まで具体化することで、より相手の心に刺さる言葉を届けられます。

あわせて読みたい

ペルソナとは?簡単にわかる意味・ターゲットとの違いと文章への活用方法

ターゲティングで、アプローチする市場を明確にしよう

ターゲティングは、顧客を切り捨てることではなく「本当に必要としている人へ、より適切に価値を届けるための選択」です。自社が貢献できる相手を明確にすることで、響く言葉や適切な施策が見えてきます。

まずは自社の商品が解決できる課題から、狙うべき相手を整理してみましょう。

セールスコピーマスター講座では、集客やセールスに必要な、マーケティング、リサーチ&ヒアリング、ライティングの3つのスキルを、実践の一連の流れとして一気通貫で習得することができます。
ご興味のある方は、こちらから無料ウェビナーに、是非ご参加ください。

この記事を書いた人

セールスコピーライター
松永秀子

東京都出身。商社・出版社勤務を経てウェブ制作技術を習得後、ベンチャー事業の支社立ち上げに参画。営業企画管理業務を担当し、独立。ウェブサービスの企画・制作ディレクションを手掛ける。
2011年より個人起業家・法人向けに発信支援やWeb活用の研修を多数実施し、累計750名以上を指導。20年以上にわたりWeb企画・制作・マーケティング支援に携わる中で、「商品・サービスや人の持つ価値を、どうすれば伝わる形にできるのか」というテーマに向き合い続けてきた経験は、現在のコピーライティングの基盤となっている。
現在はセールスコピーライティングの専門性を深め、より成果につながる提案を強化。単に文章を書くのではなく、クライアントの強みや魅力を丁寧に深掘りし、「伝わる」と「売れる」を両立する販促支援を行なっている。