ママ必見!プロのライターが教えるこどもの作文がスラスラ書ける3つのステップ

セールスコピーライターの田中さとみです。
突然ですが、夏休みの作文の宿題って、意外と親の負担になっていませんか?
夏休みも終盤なのに、こどもがなかなか書き始めない。
仕方がないから一緒に向き合うも、いいアドバイスができずもどかしい・・・
私も子ども2人分の作文に頭を悩ませた一人なので、よくわかります(笑)
でも大丈夫!
実は、セールスコピーライターが日々使っている読者を動かすライティングのコツは、こどもの作文にも応用できるんです!
そこで今回は、小学生のお子さんがいる親御さん向けに作文がスラスラ書けるようになる3つのテクニックをご紹介します。
①「だれに伝えたいの?」を決めると、書きやすくなる
セールスコピーはもちろんのこと、あらゆる文章は「ターゲット」が命。
同じように、作文も「誰に伝えたいのか?」が決まると、スラスラ書けるようになります。
「読者」を1人に絞ると作文がまとまる
たとえば、「おじいちゃんに話すつもりで」「クラスの○○ちゃんに教えると思って」など、伝える相手をイメージしましょう。
相手をひとりに絞ることで、伝えたい内容が具体的になり、自然な言葉が出てくるようになります。
【使える声かけ例】
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②「体験→気づき」の順に書くだけで、グッとよくなる
作文でよくあるのが、「どこに行った」「何をした」だけを書いて終わってしまうパターン。なんだか単調で面白くありません。
でも、ちょっと工夫するだけで読み手が感情移入しやすい文章になりますよ。
コピーでもよく使う「ストーリー+学び」の型
セールスコピーでは「体験談→気づき→ベネフィット(そこから得られたこと)」という流れで書くことがよくあります。
実はこの型は、作文にもぴったりなんです!
たとえば、
「キャンプに行った」
→「テント張りが大変だった」
→「でも、みんなで協力してできたのがうれしかった」
このように、出来事のあとに「何に気づいたか」「どう感じたか」が入るだけで、読み手の心に残る文章になります。
【使える声かけ例】
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③最初と最後で“心の変化”を入れると、読後感アップ!
セールスコピーでは「Before(悩み)→After(解決)」という構成があります。
これを作文に応用すると、子どもの気持ちの変化が読み手に伝わりやすくなる文章に仕上がります。
セールスコピーの「Before→After」を活用
たとえば、
「最初は、キャンプに行くのがすごくイヤだった」
→「実際に行ってみたら、テント張りがうまくいかずに悔しかった」
→「だけど、お父さんと協力してやり切ったとき、ちょっとだけ自信がついた」
→「今は“また行きたいな”って思えるようになった」
このように、感情が動いた瞬間こそが作文の重要なポイント!
ただ出来事を並べるのではなく、体験前と体験後の気持ちの変化をしっかり書きましょう。文章が生き生きとして、読み応えがでますよ。
【使える声かけ例】
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まとめ:ちょっとした“コツ”で、こどもはグッと書きやすくなる
作文は好きな子は放っておいてもスラスラ書けますが、苦手意識があると後回しにしてしまいがちですよね。そんなときは本人だけで無理やり書かせるよりも、こどもが体験したことや感じたことを聞いて、お母さんが少し順番を整えてあげましょう。
ぜひ前述した3ステップを意識して、サポートしてみてくださいね。
① 「誰に伝えたいの?」を決める
② 「体験→気づき」の順に書く
③ 心の変化(Before→After)を入れる
自分の考えていることを、言葉や文章でわかりやすく伝える力は、家庭の中でも育てられます。適切な声掛けをすることで、「書けない」が「書けた!」に変わる瞬間が訪れますよ。
この記事でお伝えしたセールスコピーの技を家庭で活用して、今年の夏は“親子で笑顔の作文提出”を目指しましょう!
こうした伝わる言葉の技術を深く学んでみたいと思ったら、ぜひ【セールスコピーマスター講座(セコピ)】も覗いてみてくださいね。
この記事を書いた人
ビジネスアドバイザー/セールスコピーライター
田中さとみ ▶Facebook
国立弘前大学卒。営業を経験した後、2003年に地元中小企業のネット通販店長に就任し楽天市場へ出店。マーケティング、ライティング、WEBデザイン技術をたたき上げで習得。青森りんごをメイン商材に年商1億円店舗に成長させ、地元農産品のブランド化に貢献する。2015年に独立起業後は口コミだけで継続的にクライアントを獲得。商品やサービスの価値を言語化し、ターゲットに伝わる文章で伝え切るスキルに定評がある。顧客の悩みに寄り添いアイディアを提供することも得意とし、青森県在住ながら全国各地に顧客を獲得する。