文章だけでは完結しない?ライターにとってのコミュ力の重要性

こんにちは。
セールスコピーライターのかみばやしです。

「コツコツと文章を書くライターは、人と話さなくてよい職業だ」そう思ってライターになった、もしくはライター業を検討していませんか?
実は私も、そう考えていました。

しかし、実際にはクライアントの意図を正確に理解し、ターゲットに響く文章を作るために、ライターには高いコミュニケーション能力が不可欠です。そして、コミュ力が高まれば高まるほど、いただける報酬も高まるという現状。

今回は、ライターに必要なコミュ力の重要性とその磨き方についてお伝えしますので、どうぞ最後までお読みくださいね! 

ライターに求められるコミュニケーション能力とは? 

コミュ力と言えば、まず頭に思い浮かぶのは、「会話の上手さ」ではないでしょうか。

もちろん、それも重要ではありますが、セールスコピーライターに求められるコミュ力は、相手の意図や背景を深く読み取り、的確に対応できる力です。

クライアントとの打ち合わせでは、表面的な要求だけでなく、その背後にある本当のニーズやゴールを理解することが求められます。

また、ライターは文章を通じてターゲット(読み手)と「会話」しています。

そのため、ターゲットの価値観や感情に寄り添い、共感を生むメッセージを伝える力も必要なのです。

さらに、プロジェクト全体を円滑に進めるために、デザイナーやマーケターなど他職種の仲間と連携するスキルも欠かせません。

ライターのコミュ力が活きる場面

ライターのコミュ力が特に求められるのは、以下のような場面です。

1. クライアントとの打ち合わせ

クライアントが言葉にできていないニーズを引き出す力は、優れたライターの大きな強みであり、最重要スキルです。

「誰に向けて」「何を達成したいのか」を的確に引き出すことで、期待を超える成果物を提供できます。

2. チームメンバーとの連携

プロジェクトがチーム単位で進む場合、デザインとコピーのバランス調整や、Webページへのアクセスデータを元にした文章改良など、スムーズなやり取りが必要です。

また、チームで進める仕事は、基本的にChatworkなどのツールを使い、テキストでやり取りします。

流れるやり取りの中から、自分のタスクや求められていることを正確に取捨選択し、不明点があれば的確な質問・確認する能力が絶対的に欠かせません。

3. フィードバックへの対応

クライアントやターゲットからの制作物(各種原稿、HP・LPなど)への意見や反応を改善のヒントとして捉え、柔軟に対応する姿勢が信頼感を高めます。感情的な反応を避け、前向きに対応することで、プロとしての評価が上がります。

コミュ力を高めるための具体的な方法

コミュ力を磨くには、日々の実践が欠かせません。仕事の実践を通しながらコミュ力を高めるために、私が日頃心がけている具体的な方法をご紹介します。

1. 相手の話を正確に聞く

相手の話に耳を傾け、単なる表面的な言葉ではなく、その背景や裏に隠れている意図を理解することを心がけています。

正確に理解できない内容には、「具体的にはどういうことですか?」といった質問を挟むことで、相手が伝えたい本質に踏み込んでいきます。

また、相手の話を必要以上に遮らない、決して否定しない、安易にアドバイスに走らないことは、基本中の基本です。

2. フィードバックを活用する

他者からフィードバックをもらえる場合は、前向きかつフラットに受け入れ、自分のスキル向上に結び付けるように心がけましょう。

批判されていると感じれば、人間ですから落ち込むこともあります。

しかし、相手は「より良くするために」という観点から伝えてくれていると捉えることで、確実に成長につながります。必要以上に感情に振り回されず、論理的に考えるようにしましょう。

また、意図が正確に伝わっていない場合は、自分の伝え方が良くなかったという反省をしつつ、自分の考えを丁寧に説明し、誤解を防ぐ努力も必要です。

3. 相手の立場に立って考える

クライアントやターゲットの視点を想像し、それぞれの価値観や期待に応じたアプローチを心がけます。

例えば、ターゲットが「どんな悩みを持っているか」を事前にしっかりリサーチすることで、響く文章が書けるようになります。

4. 実践を通じてスキルを磨く

仕事に限らず、日常生活の中で発生する、家族や友人とのコミュニケーションの機会を積極的に活用しましょう。

具体的に言うと、会話の中で発生した違和感をスルーせず、使っている言葉の意味にズレが生じていないか相手に確認することを怠らない、ということです。

流れて行きがちな日常会話で「いちいち確認するなんて面倒」と思うかもしれませんが、一見面倒なやり取りを常日頃から行うことで、コミュ力はもちろん、言語化の力が着実に向上します。

実際にあったコミュ力が成功に繋がったエピソード

多くのクライアントは、そもそも自分の商品サービスや想いの言語化ができずに困って、ライターに依頼してくれます。

これは実際に私の経験ですが、ヒアリングを丁寧に行うことで、LP内のコンテンツの見せ方のアイデアが生まれ、クライアントに大変喜んでいただいたことがありました。

ヒアリングの際に、クライアントが話してくれる漠然とした想いや背景を丁寧に言語化することで、強みや問題点を正確に把握することできたことが勝因でした。

一度クライアントに喜んでいただけると、新たな案件やご紹介につながり、仕事が仕事を呼ぶ状態をクライアントが作ってくれるようになります。

コミュ力を備えたライターのメリット

コミュニケーション能力を備えたライターは、以下のようなメリットを享受できます。

  • クライアントとの信頼関係が構築できる
  • プロジェクトがスムーズに進行する
  • ターゲットの共感を得られる文章が書ける
  • フィードバックを的確に活かして、質の高い成果物を提供できる
  • 次の仕事に繋がり、単価アップが期待できる


クライアントが欲しているのは、ただ書いてくれるライターではありません。さまざまな角度から、ターゲットにとって商品サービスがいかに素晴らしい未来を提供できるのかを共に考え、形にしてくれるライターです。
つまり、ライターにとってのコミュ力は、文章力と同等、またはそれ以上に重要なスキルと言っても過言ではありません。

今回は「ライターとして」という観点でお話ししましたが、人としての魅力にも繋がる本質的なテーマだったような気もします。

今後、「コミュ力の高いセールスコピーライター」としてご活躍されたい方、また副業の選択肢としてセールスコピーライターをご検討されたい方は、ぜひこちらからセールスコピーマスター講座の無料特別ウェビナーにご参加ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

セールスコピーライター
かみばやし りつこ ▶Facebook

15年以上に亘り事業会社の企業法務、内部統制の担当者として数社を渡り歩く。契約書の作成・チェックを始め、社内業務の文書化を手がけた件数は1000件超え。 働き方に悩む中、相手の真意や懸念点を正確に読み取り言語化してきた経験が活きると感じ、セールスコピーライティングを学ぶ。事実を正確に伝えることに加え、人の心を動かすライティングの手法を習得し、2019年3月に独立。 不動産・投資・美容・教育関連などのライティング、セミナー講師など幅広く活動中。