「好意」を獲得して集客につなげる!“ザイオンス効果”の使い方
こんにちは。
セールスコピーライターのかみばやしです。
どうせ何かを買うのなら、「知っている人から買えたら安心だな~」と感じたことはありませんか?
私は、対面のコミュニケーションがあまり得意ではありませんので、スーパーで買えるもの以外はできれば知っている人から買いたいです…。
私のようなコミュニケーション下手に限った話ではなく、人には「知っている人からおすすめされた物は良いものだと信じる」という心理傾向があるのは確かです。
知っている人よりも仲の良い人・関係性の近い人のほうが、この心理傾向はさらに強くなります。
ということは…
集客や売上をアップするひとつの方法として、お客様候補である方の『知っている人』になることが効果的ということですね!
本稿では、「なぜ『知っている人』になると集客につながるのか?」といった観点から、伝えることの重要性についてお伝えいたします。
どうぞ最後まで読んでくださいね!
ビジネス展開に必須なのは「△△を提供している●●さん」という認知
どんなに良い商品・サービスが世の中にあったとしても、存在を知らなければだれも買えないのは当たり前のことです。
ですから、ビジネスをするうえで「自社の商品・サービスを知ってもらうこと」は大前提となります。
そして、特に中小零細企業・個人事業主の方は、もうひとつ前の前提として、「△△(商品・サービス)を提供している●●さん」とあなた自身を認知してもらうことが重要です。
「一度会ったことがある」、「一度話したことがある」、「発信された情報を一度読んだことがある」程度の関わり合いで、お客様があなたを「△△を提供している●●さん」として認知してくれることは、残念ながらまずありません。
なぜなら、人は「忘れる生き物」だからです。
では、どうしたら「△△を提供している●●さん」を覚えてもらえるのかと言うと、単純に「会う」、「情報発信をする」などの接触頻度を増やせば良いのです。
実にシンプルですね!
接触頻度を高めてザイオンス効果を利用する!
あなたは「ザイオンス効果」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
ザイオンス効果とは、別名「単純接触効果」とも呼ばれ、相手に何度も繰り返し接触することによって、好感度や評価などが徐々に高まっていくという効果です。
こんな素敵なザイオンス効果を利用しない手はありません!
「接触頻度を増やす」というと対面することばかりが思い浮かぶかもしれませんが、非対面でも定期的に情報発信をすることでザイオンス効果をつくり出せます。
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対面 |
非対面 |
手法 |
話す |
書く |
具体策 |
等、人が集まるところに行き、自己紹介をする
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等、オンライン/オフラインを問わず、情報を発信する |
やり方を間違えると逆効果…ザイオンス効果の注意点
とても効果的なザイオンス効果ですが、一歩間違えると好意を持ってもらえるどころか、「嫌な人」「図々しい人」として認知されてしまう場合もあるので注意が必要です。
対面の場合は、男性であろうが女性であろうが清潔感がない人、自分のことばかり話す人、親しくもないのに売込みばかりしてくる人には、だれしも嫌悪感を抱きやすいという事実はお分かりいただけるかと思います。
非対面の場合は、意見や情報に偏りがある、文章の調子が強く、押しつけがましいなど、一方的な感じの印象を抱くと、「関わりたくないな~」と個人的には思ってしまいます。
もちろん、どんな意見を持つのかは人それぞれ自由ですし、否定するものではありません。あくまでも私の場合です。
しかしながら、「接触頻度を高め、好意を持ってもらうコミュニケーション」を目的としているのであれば、紙面・オンラインなど非対面であっても、基本的には対面のときと同様の配慮をしたほうが良い結果になることは間違いはないでしょう。
実際にあった私自身の残念体験をひとつご紹介しますと…
対面で一度もお会いしたこともなければ、SNS上でも一切絡みがない方から、私の誕生日に以下画像のメッセージをもらいました。
この方がどんなお人柄の方かは一切存じ上げないのに大変申し訳ないのですが…正直せっかくの誕生日にイラっとしましたし、「なんて無神経な人かしら…私この人嫌い!行くわけないじゃん!」と思ったのは言うまでもありません。
ここまで不躾な方はなかなかいないと思いますが、ザイオンス効果は、あくまでも「好きでも嫌いでもない状態」で効果を発揮します。
ですので、初期の段階で嫌悪感を抱かれるようではお先真っ暗!
注意が必要ですね。
「△△を提供している●●さん」を知っている人を増やして集客につなげましょう!
いかがだったでしょうか?
対面・非対面を問わず、「△△(商品・サービス)を提供している●●さん」を知らしめることはとても重要です。
顔を合わせる機会を増やし、丁寧なコミュニケーションを心がけていれば、今すぐにお客様にならない方でも、必要になった際には「△△といえば、●●さんがいたな」と、思い出してもらいやすくなります。
また、周囲に商品・サービスが必要な方がいれば「△△なら●●さんを知っているから紹介しようか?」という流れにもなりやすいです。
対面・非対面、オンライン・オフラインを問わず、将来のお客様との接触を増やし、集客につなげてくださいね。
「どうやって伝えたら良いのかわからない!」という方は、当協会にぜひご相談ください。
商品・サービスについて伝えるために「セールスコピーを学んでビジネスに役立てたい!」という方は、セールスコピーマスター講座にご参加ください。
ライターになる予定のないビジネスオーナーさんにもたくさんご参加いただき、ご好評をいただいております。
それでは!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※一般社団法人セールスコピーライティング普及協会のホームページより移行した記事です
この記事を書いた人
セールスコピーライター かみばやし りつこ ▶Facebook
15年以上に亘り事業会社の企業法務、内部統制の担当者として数社を渡り歩く。契約書の作成・チェックを始め、社内業務の文書化を手がけた件数は1000件超え。 働き方に悩む中、相手の真意や懸念点を正確に読み取り言語化してきた経験が活きると感じ、セールスコピーライティングを学ぶ。事実を正確に伝えることに加え、人の心を動かすライティングの手法を習得し、2019年3月に独立。 不動産・投資・美容・教育関連などのライティング、セミナー講師など幅広く活動中。