クチコミって何?ビジネス成功に欠かせない効果と使い方

こんにちは!
セールスコピーライターの鈴木絢乃です。

今回のコラムでは、ビジネス成功には必要不可欠のクチコミの効果と使い方について紹介していきます!

あなたがなにか購入するときに、クチコミや世間の評判を気にしていませんか?
クチコミの評価が良ければ、安心して購入できますし、逆に「いいな」と思っていたとしても、クチコミが悪かったら、購入を見送るでしょう。

クチコミはビジネスをしていく上でも重要ですし、セールスコピーライティングには欠かせない要素になります。ぜひ、最後まで読んであなたのビジネスにご活用いただけたら嬉しいです。

クチコミ(口コミ)とは?

「クチコミ」とは、商品やサービスに関する評価や評判など、自身が得た情報を人に伝えることを指します。つまり、消費者のリアルな声です。

かつては友人や知人同士の会話で行われていたクチコミが、インターネットの普及に伴い、SNSやレビューサイト、動画プラットフォームなどのオンラインツールを通じて一気に拡散するようになりました。

スマホ一つで商品やサービスについて検索できるため、顧客が購入するかどうかはクチコミの影響が大きくなっていくのです。

クチコミがもたらす3つの効果

クチコミがもたらす効果を3つ挙げます。

・信頼性の向上
・購入の決定を後押し
・ブランド力の向上

ひとつひとつ解説します。

信頼性の向上: 実際の顧客の声が企業広告以上に信頼される理由

クチコミは、消費者同士の「リアルな声」として、高い信頼性を持っています。
企業広告や企業発信の情報と異なり、第三者の実体験に基づくリアルな「本音」や「使用感」だからです。

たとえば、ある化粧水のレビューサイトで「この化粧水は保湿力が高く、冬の乾燥時期でもカサカサすることがなくなった」というクチコミが多数投稿されていると、新しい顧客は安心してその化粧水を選びやすくなります。このクチコミを基に、新規顧客は購入するかどうかを判断します

購入の決定を後押し: 他の顧客の経験が購買心理に与える影響

クチコミは単なる情報提供ではなく、消費者心理に深く働きかけるツールです。
他の顧客の経験を通じて信頼を築き、安心感を与えることで、購買意欲を高め、最終的な決断を後押しする効果があります。

たとえば、ネットで洋服を購入するか検討しているときにクチコミを見たり、レビューの星の数を見て、星が4つ以上だと安心して購入できますよね。このように、消費者が購入を検討している段階では、良いクチコミが商品の購入を後押しする重要な要素となります。

ブランド力の向上: 良いクチコミが自然に拡散し、ブランドの認知度を高める

カメラやプリンターで有名なキヤノンマーケティングジャパン株式会社は、2023年3月にCanonのミニフォトプリンターをプレゼントするキャンペーンを実施。

ミニフォトプリンターは写真を撮ったらすぐ印刷できるため、顧客が「今撮った写真をすぐにプリントできるから楽しい!」といったクチコミがしやすく、SNS上に多くの投稿がされました。

また、より多くのクチコミが出回るように、キャンペーンへの応募方法の1つに「商品のハッシュタグを付けて引用RT(リツイート)」を条件にすることで認知を広めることができました。

その結果、3月24日=「ミニフォトの日」に多くのクチコミを集めることができ、「製品のブランディング向上」「イベント感」が出て、ブランドの認知を高めることに成功しました。

クチコミの基本的な使い方

クチコミの基本的な使い方は、適切な場所で、顧客のリアルな体験や意見を効果的に共有することで効果を発揮します。

以下では、クチコミを活用する主な場面と、それぞれのポイントを説明します。

ウェブサイトの場合

顧客がその商品やサービスについて調べる時、まずウェブサイトを見る人が多いので、ウェブサイトはクチコミを公式に掲載するのに適しています。
顧客が直接、企業や商品についての信頼性を確認できるため、各商品ごとに詳細なレビューを掲載。
実際の使用感や効果などのクチコミを記載、星評価システムを導入することで、視覚的に情報をわかりやすく伝えましょう。

ランディングページ(LP)の場合

ランディングページは、特定のキャンペーンや商品のプロモーションに特化したページであり、HPと違い1ページのみで構成されています。
そのためLPは、目的やターゲット、訴求ポイントを明確にし、顧客の心理を理解したうえで作成するので、ターゲットの悩みの解決方法をクチコミとして掲載することで、成約率が上がります。

SNSの場合

SNSは、気軽にコメントできることもあり、クチコミが最も自然に広がるツールです。
たとえば、Instagramで売りたい商品やサービスをインフルエンサーに紹介してもらい、その投稿のコメントにフォロワーがクチコミしたり、シェアすることで情報を拡散することが可能。
SNSは一般ユーザーも多く利用しているため、一番リアルなクチコミの場所になっています。

クチコミの具体例

クチコミの具体例として、当講座の「セコピ」内のウェブサイトを用いて説明します。

https://salescopy.co.jp/#howSecopi

無料ウェビナーの申し込みに誘導する場合、はじめにセコピを受講することによりどんなスキルが身につくのか、開講10周年や指導人数や卒業生の数を実績として載せ、権威性を示します。その次に講座の内容を簡単にまとめた箇所の後に、受講生の声のパートがあります。

この受講生の声があることにより、読み手が「私にもできるかも!」と意欲的になったところで、すぐ申し込みができるように受講生の声のすぐ後に申し込みボタンを配置しています。

このように、集客を行う際はお客様の声が一番信頼でき、効果的です。

まとめ

クチコミは「信頼できる確かなものであること」が非常に重要です。

広告や公式サイトの情報とは異なり、クチコミは実際に使用・体験した購入者が伝えているため、より信頼が高まります。
次の記事でクチコミを集める方法や悪いクチコミへの対応についてお伝えしていきますので楽しみにお待ちください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

セールスコピーライター 鈴木 絢乃 ▶Facebook

6年制課程薬学部を卒業後、薬剤師としてドラッグストアの調剤薬局にて11年間勤務。 結婚・妊娠を機に、ワークライフバランスを考えるようになり、セールスコピーライティングを学び、薬剤師兼ライターとして活動開始。「どんな状況でも自立した女性」をモットーに活動。1児の母としても日々奮闘しながら、現在は医療系サイトのコラム、求人原稿などを執筆している。