【記事LPの書き方】爆発的に売る6つの重要ポイント
こんにちは。セールスコピーライターの石井です。
FacebookなどのSNS広告でよく見られる、記事を読ませて商品購入に繋げていく記事LP。
見た目がブログと似ている記事LPは、今ではディスプレイ広告でも見られるようになり、志向性の低い媒体では当たり前の手法になりました。
うまくいけば2000文字程度のコンテンツ記事が数千万~億単位の売上に繋がるので、分量の割には破壊力のある手法です。
当初は健康食品や化粧品などの美容・健康業界に多く用いられていていましたが、今ではジャンルも多様化しています。
無形のサービスでも多く用いられるようになっており、実際に私も士業やコンサルタントの方から記事LPの依頼を受けたことがあります。
そこで、今回は記事LPの書き方で注意すべき点についてお伝えしていきたいと思います。
そもそも記事LPとは?
そもそも記事LPとは何か? と言うと、広告とLP(ランディングページ)の間に挟む読み物型のLPです。
Facebook広告などの志向性の低い媒体の場合、広告をクリックしていきなりLPを見せても違和感を覚えられ、離脱されやすくなります。
PPC広告のようなキーワード検索で流入してきた状態と違い、SNSなどのユーザーは、まだニーズが顕在化されていません。
そこで読み物型になっている記事LPを挿入することで、違和感なくニーズを顕在化させてLPに誘導します。
記事LPがクッションページと呼ばれるのはそのためです。
記事LPの基本的な構成
記事LPは、LPという名前が付いているものの、見た目はブログ記事に近い形になっています。
記事LPの書き方の基本的な構成としては、「よしこい」の壁を打破するように書いていきます。
「よしこい」とは「読まない、信じない、行動しない、今すぐ行動しない」の4つの壁のことで、この壁を打破しながら自然に商品購入に繋げます。(詳細は以下の記事を参照してください)
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この基本的な構成については、LPやメルマガの執筆と基本的には変わりません。
しかし、LPやメルマガのライティングに慣れてきた方にとって、記事LPは最初戸惑いがあるかもしれません。
リサーチの仕方など、考え方がLPとは少し違ってくるためです。
記事LPを書く際の6つのポイント
そこで、記事LPの書き方のポイントについてお伝えしていきます。
LPの要約にしない
記事LPを手掛ける際に、ついやってしまいがちなのが、記事内容が「LPの要約」になってしまうこと。
違和感なくLPに誘導することは重要ですが、書いている内容がLPと変わらなければ、クッションページとしての役割が果たせません。
SNS広告などでは、まだニーズが顕在化されていないので、PR色の強い言葉は逆効果です。
そのため、LPの要約に終始してしまっては、何のために記事LPを書いているのかわかりません。
また、記事タイトルでも、LPのヘッダーのようなキャッチコピーではなく、何となく好奇心をそそるようなタイトルにする必要があります。
つまり、ターゲットの設定や悩みのリサーチという点では共通しているものの、記事LPはアプローチの仕方が違ってきます。
ユーザーの潜在ニーズを満たすように書く
記事LPは「読み物」ですから、ターゲットや顕在ニーズを押さえつつ、ユーザーの潜在ニーズを満たしていく必要があります。
例えば、今までの事例では、次のような記事LPがあります。
(1)実際の体験談を書く
⇒例:「◯◯を使ってみた」「友人のデートに密着取材!」
(2)芸能人やスポーツ選手も使っている旨を紹介する
⇒例:「あの女優も使っているエイジングケアの方法とは?」
(3)好奇心を訴求する実例などのエピソードを書く
⇒例:「◯◯で体臭がきつくなる?」「結婚できない女性3つの意外な共通点」
(4)メカニズムや公的機関のデータを紹介する
⇒例:「◯◯のメカニズムや対処法を紹介!」
最近は記事LPを扱っている業種やバリエーションは非常に多様化しています。
これはライティング全般で言えることですが、SNS広告やディスプレイ広告をチェックしておき、良質な記事LPをストックしておくと良いでしょう。
商品の情報は多くても3割が目安
志向性の低いユーザーのために記事LPがあるので、PR色の強いコンテンツではなく、ユーザーが興味を持つ情報を提供することを意識します。
潜在ニーズを満たすコンテンツで、徐々にニーズを顕在化し、最後に顕在ニーズに強く訴求したLPに繋げなければいけません。
具体的には、記事LPは「よしこい」の型で書きますが、「読まない」や「信じない」の壁を打破する段階では、商品情報はまだなくても構いません。
むしろ、体験談や芸能人が使っているという記事であれば別ですが、商品情報は最初から出さないほうが良いでしょう。
徐々にニーズを顕在化していけば良いので、商品の詳細なPR情報は最後の方だけで構いません。
目安としては、商品情報は、多くても全体の3割程度と捉えてください。
文字数の目安は2000~3000文字
ジャンルによって違いはありますが、記事LPの文字数の目安は2000文字前後、多くても3000文字程度が目安になります。
ビッグキーワードのSEOライティングのように必要な情報を網羅し、5000文字も6000文字も書く必要はありません。
むしろ、ニーズが顕在化されていない段階で、あまり文字数が多いと離脱の原因になってしまいます。
そのため、記事LPの執筆時間はそんなにかかりません。(その代わり短納期の場合が多いですが)
記事LPのメインとなるのは、ターゲット設定や悩みのリサーチとなります。
時間的な負荷としては、リサーチが8~9割といって良いでしょう。
2~3記事依頼されることも
LPでもヘッダーを変えたりしてABテストすることが多いですが、記事LPも何種類か用意することが一般的です。
もちろん記事タイトルやファーストビューの画像を変えるだけでテストすることもありますが、コンテンツ内容を変えてテストすることもあります。
そのため、2~3記事依頼されることもありますし、他のライターが書いた記事LPも含めてテストすることもあります。
記事LPは、潜在ニーズにアプローチしているため、実際にテストしてみないと、どれが反応が良いか予測できないことが多いです。
ダメ元で出稿してみた記事LPが大当たりするようなことも珍しくありません。
もし1記事だけ依頼された場合、複数の記事を書くことを提案しても良いでしょう。
広告規制を遵守する
記事LPも広告の1つとして解釈されますから、各種の広告規制の対象となります。
具体的には景品表示法、薬機法、医療法などです。
特に健康食品や化粧品であれば、薬機法の広告規制は最低限把握しておく必要があります。
広告規制を遵守しながら、訴求力の高いライティングを心がけましょう。
【まとめ】記事LPで大切なことはリサーチ
記事LPは短納期であることが多いですが、執筆時間はそんなにかかりません。
実感としてはSEOライティングの半分くらいの時間で済みます。
その代わり重要なことはターゲットの設定、悩みやニーズなどを詳細にリサーチすることです。
流入先のLPなどを見ておくことはもちろん、ヤフー知恵袋、Amazonや楽天のレビュー、アフィリエイトサイト、Googleの検索などでしっかりリサーチしましょう。