ライティングの仕事を受ける上で気を付けるべき3つの注意点

セールスコピーライターの重田です。

セールスコピーライターになると、LP、メルマガ、チラシなどの、執筆依頼を受けることができます。

報酬を受け取ることができるだけあって、気合を入れて、真剣に仕事に取り組まれるかと思いますが、これから解説する注意点を押さえなければ、継続して仕事を受けることもできなければ、厳しいクライアントになると、報酬をカットされる場合もあるでしょう。

そこで、お仕事の依頼を引き受けた経験、また、外部のライターさんに仕事を依頼した経験、さらには億を売り上げる大型案件に複数携わった経験をもとに解説していきます。

この記事を読むことで、継続案件の獲得、高単価案件の獲得の参考にしてください。

ライティングの仕事を受ける上で気を付けるべき3つの注意点とは?

案件によって、注意するべきポイント、内容は異なるので、本当は3つでは収まらないくらい注意するべきポイントがあります。

それでは話が長くなるので、今回は、どのお仕事にも活用できる3つをピックアップしました。

その3つとは、

その1:依頼された仕事の目的、前提を確認すること
その2:自分の好きなように書かないこと
その3:納期には間に合わせること

です。順番に解説していきます。

その1:依頼された仕事の目的、前提を確認すること

実際に執筆する前段階でどれだけの情報を把握することができるのか?この下準備が大事で、効果の出るコピーを書くためには重要なプロセスになります。

なぜなら、セールスコピーライターとして引き受けるお仕事の中で、

・LPの製作依頼
・メルマガの製作依頼
・ステップメールの製作依頼
・ホームページの製作依頼
・コンテンツ記事の製作依頼

などが挙げられますが、クライアントが依頼する内容はそれぞれ異なるからです。

また、LP製作ひとつとっても、「メールアドレス(リスト)を取得するためのLP」「セミナー参加者を募集するためのLP」「商品を販売するためのLP」など、様々な目的があります。

お仕事内容の目的を確認することは、実際にお仕事を引き受ける前段階に確認しておくことをオススメします。

「仕事を引き受けます」と連絡した後に、思っていたような目的とは違ったお仕事が来ると、自分が苦しくなりますし、トラブルの原因にもなりますので注意しておきましょう。

さらに、前提条件も確認しておく必要もあります。具体的には、「誰に向けて発信するのか?」「商品の特徴は何?」「競合と差別化できるポイントは?」という具合に、コピーを書くための必要材料を集められるだけ集めましょう。

そうすることで、製作スピードを早めることができて、クライアントに満足してもらえる成果を出しやすくなります。

その2:自分の好きなように書かないこと

自分の書きたい情報は、クライアントが求めている情報や、ターゲットとなるユーザーが欲している情報とは限りません。

特に、自分の思い込みで好きなように書いてしまうと、クライアントが求めている製作物とはかけ離れたものが仕上がる可能性が高くなります。

修正依頼が入り、書き直しが重なると、クライアントの貴重なお時間を奪うことになりますし、指摘されたライター張本人は嬉しく思いませんよね。

書き直しが一度もない状態にするのは難しいですが、自分の好きなように書かないための対策として、「マインド面」と「連絡面」の二つがあります。

ターゲット目線を最優先にするマインドを持つ

ここでは、いかに自分を殺してでも相手目線、ターゲット目線に立った情報を提供できるかどうか?これだけに神経を集中させてください。

私はとあるWEBプロモーションの師匠に以下のように指摘されたことがあります。

「シゲ、パソコンと対話してるぞ。パソコンの画面の先にいるターゲットと対話できていないんじゃないか?」

そう言われた時、「相手目線に立ててなかった」とハッとさせられた経験があります。

自分の好きなように書かないためにも、まずは相手目線に立てるようにしましょう。相手が悩んでいることをイメージしてみたり、イメージできなかったら、ターゲットに近い人に直接質問してみましょう。

製作中もクライアントと連携をとる。

クライアントに一発でOKの出る成果物はまずできないと思ってもらってよいでしょう。

私も一発で完成できないという前提で仕事をしているので、クライアントに確認してほしいところは確認をお願いしています。

具体的な流れを解説すると・・・

「○○日までに全体像をお送りします。」

と事前に全体像を送ることをアナウンスして、共有を行います。そして、クライアントからのOKが出た時点で、本格的に執筆を行います。

「△△日までに初稿をお送りします。」

と納期よりも前に送ることで、修正する時間を自分で作ることができます。

事前連絡を入れることはメリットが多く、クライアントのスケジュールも立てやすくなるので、円滑に進めることができます。

その3:納期には間に合わせること

事前情報の共有が遅くなったり、当初の情報から途中で変更があったなど、自分以外の部分が原因で納期に間に合わなくなるイレギュラーが起こります。

イレギュラーが起きたときは仕方のないことかもしれませんが、原則はお約束していた納期は守りましょう。

納期に遅れることによって、クライアントからの信頼を失うことになります。

引っ越しをする時のことを想像してください。業者を探すときは信頼のできる業者へあたりますよね?

クライアントも一緒で、約束を守ってくれるライターさんを頼みたくなります。

それでは、継続案件、高単価案件に結び付かないので、納期には間に合わせる努力をしましょう。

最後になりますが・・・

腕のあるライターの共通点は、事前準備がしっかりしているところです。事前準備さえしっかりやれば、仕事の8割は終わったようなものです。

事前準備の段階で集められるだけの情報を集められたら、後は、ライティングをするだけです。このプロセスを適確に進めていただけると、書くスピードが早くなります。

仕事が早いライターはもちろんのこと、約束を守れるライターさんはクライアントからの信頼を寄せることができるので、今回紹介した3点は特に注意してみてください。

※一般社団法人セールスコピーライティング普及協会のホームページより移行した記事です

この記事を書いた人

Webプロモーター/セールスコピーライター重田 勇気

金鉱山のリアルを届けるアフリカ広報マン。神奈川県横浜市出身。WEBプロモーション案件で4.3億円の売上に貢献したセールスコピースライティングスキルを駆使して、現在はケニアの日系鉱山会社のYouTubeチャンネルやメディアの運用を担当。資金調達、ロンドン証券取引所上場を目標に会社の認知拡大を目指す。