【卒業生インタビュー】仕事と子育てに悩み出会ったセールスコピーライターという私らしい働き方

一般社団法人セールスコピーライティング普及協会理事、
セールスコピーライター養成講座主宰の出羽桃子です。

「子育てをしながら在宅で働きたい」
「組織での出世とか関係なく、収入を増やしたい!」
「長く安定的に稼ぎ続けたい」
という想いでスキルを身に着け、自由な働き方を手に入れませんか?

今回は、仕事と子育てに悩んでいたときにセールスコピーライターという働き方に出会い、会社の移転をきっかけに退職。セールスコピーのスキルを身に着け、自由な働き方を手に入れた、かみばやしりつこさんにお話を伺います。

2018年に前身のセールスコピーライター養成講座を受講後、当協会の復習会の講師や、コラムの執筆なども担当してもらっている、かみばやしさんのお話は、多くの方の参考になりますよ。

会社員生活に限界を感じたとき出会ったセールスコピーライターという働き方

【出羽】さっそくですが、かみばやしさんがセールスコピーライター養成講座を受講したきっかけを教えてください。

【かみばやし】当時は、長いこと会社員として専門職の仕事をしていたのですが、子育てをしながらの会社員生活に疲れ切ってしまっていました。それに加え、どうにも仕事に飽きてしまって、「あと20年以上、このままの働き方で良いのかな?いやいや、絶対無理!」と悩んでいたのです

会社の規模が大きくならない限り、私のポジションや仕事内容にも変化は起きないだろうな、というのが見えていたし、会社側が私のことを「子どものいる女性社員*」という「制限付きの人材」として見ていることもわかっていました。
そうなると将来の収入という点も含めてあらゆる意味で頭打ち感があり、「今のうちに新しいことしないと!」と漠然とした焦りを感じていました。
*当時、お子さんは小学校3年生と4歳だったそうです

そんなときに、高校の先輩がSNSでセールスコピーライター養成講座のことをシェアしているのを見て、「特別に得意なことはないけど、もしかしてこれなら私にもできるかも?」と思ってプレセミナーに参加したのがきっかけです。

プレセミナーで話を聞いて、少しだけ迷ってその場で申し込みをしました。主人には事後報告したのですが、確か「良いんじゃない?がんばってね」って言ってもらえたと記憶してます。(笑)

【出羽】その場で、ピンと来て申し込まれた!決して安い決断では無かったと思いますが、ご主人にも信頼されている様子が素敵ですね。

当時、「セールスコピーライター」という職業をご存知でしたか?どんなイメージをお持ちでしたか?

【かみばやし】ライターと言えば、新聞や雑誌の記事を書く人というイメージで、「セ―ルスコピーライター」はおろか、ライターに種類があることすら知らなかったです。

「文章を書く人なのね」程度の認識で、人としゃべらずに一人で黙々と書き続ける職業だと思っていました。でも、実際にやってみたら、クライアントさんや連携先のパートナーとの高度なコミュニケーションが必要で、びっくりしましたけど。

受講中は「仲間」に助けられました


(受講会場で”人見知り発動中”)

【出羽】次は、講座を受講されていた当時のことを教えてください。講座の内容や、同期の方との学びで、印象的だったことはありますか?

【かみばやし】講座の内容は、「どう書くのか?」というテクニックの話なのかと思っていたんです。でも、それまで全く触れたことのなかったマーケティングの話が多くて、理解に苦しむことも多く、かなり戸惑いました。

【出羽】確かに、ライティングのテクニックだけを教える講座もありますが、こちらの講座では、ライティングはもちろんのこと、稼げるライターに必須のマーケティングやリサーチについても、多くの時間を割いていますね。

当時は、会場に集合するタイプの受講スタイルでしたが、同期の方とはいかがでしたか?

【かみばやし】実は、学ぶことに前向きな方々に囲まれた結果、私は人見知りを大発動し、なかなか馴染めませんでした。今思えば、学ぶことに前向きな方々に囲まれるなんて、ものすごく幸せなことなのに、当時は謎の恐怖に震えていましたね(笑)。

そしてある時、「せっかく学びに来たのにこのままではいけない!」と思って、他の受講生さんが有志で立ち上げていた講座の復習を行うグループに入れてもらって、関わりを持つようにがんばってみたんです。がんばるってなんか変ですけど、人見知りな私としては一大決心でした。

最初こそ緊張したけど、仲間と関わっていく中で、不明点や実際の案件の話など、相談したり協力してもらったり、すごくお世話になりました。私はドライなので、あんまり「仲間が~」みたいなのって好きではないのですが、仲間には本当に助けてもらいました。

今、講座の復習会の講師をするときは、講座をフル活用してほしいので、当時の私のように馴染めていない人を探して、巻き込むようにしています。

【出羽】わかります。私も受講生同士で復習会をしたり、相談し合ったりして、今でも案件の相談をできるいい関係です。
講座には、初めてライターを目指す方、もっと書けるようになりたいライターさん、デザインなど他のスキルを持った方など、色々な方が参加されています。だから、受講生同士で組んで仕事をしたり、相談されることも多いですよね。

かみばやしさんは、受講中から案件を受けていましたか?

【かみばやし】はい、受けていました。先生やオブザーバーの先輩には、「案件を取るのがいちばんの近道だ」と何回も言われる中、私はものすごく尻込みしていたんです。いちいち逃げ腰であるにも関わらず、先輩やSNSで知り合った方がお声がけくださって、「うれしい!」というよりは、「こんな私に声をかけてくれたのだから、とにかくやり切らなければ…」と恐怖しつつ、いただける案件は全部いただきました。

案件を「受けていた」というよりは、「ありがたくいただいていた」というのが正確ですね。棚からぼた餅状態でしたが、言い換えれば、チャンスに気付くのが下手ではなかった、ということかと思います。

でも、受講中から案件を受けていたからこそ、受講後の会社移転(通勤が遠くなる)という事態に、「退職」という大きな決断をすることができました。

ライティング ✕ マーケティング ✕ リサーチの力で仕事が途切れない日々


(受講生と講師に囲まれるかみばやしさん:前列左から5番目)

【出羽】現在、かみばやしさんはセールスコピーライター養成講座で、講師をしていただいていますね。受講生さんとの印象的な出来事を教えてください。

【かみばやし】毎月の本講座の後に、8時間の講義内容を2時間で復習するという怒涛のフォローアップ講座を担当させていただいていて、いつも最後に質疑応答の時間を設けているんですね。

あるとき、その質疑応答で「先生、仕事をください!」と仰った受講生さんがいらして、「すごく勇気があるなあ!」「私が受講生のときにもこの勇気があれば!」と感動と羨望を覚えました。

頼ってもらえば応えたくなりますので、もちろん、数日後に仕事をお願いして、納品までがんばっていただきました。こういうやり取りを通して、ビジネスパートナーを今後も増やしていけたら良いなあと感じています。

【出羽】素敵なお話、ありがとうございます。セールスコピーライターはまだまだ不足しているので、意欲のある方にはチャンスがたくさんありますよね。

その他はどのようなお仕事をされていますか?

【かみばやし】セールスコピーライティングはもちろん、記事制作や数字分析、Webサイト制作のディレクション等、あらゆる仕事をご依頼いただいており、99%がご紹介で回っています。

企業内のマーケティング部門の中に入って、従業員に近い動きをしたり、前職の同僚が転職した先の企業のマーケティング部門や、たまたま知り合った中小企業や個人事業主の方から、売上・集客アップやライティングに関するいろいろなご相談をいただいています。

なぜこんな働き方をするかというと、自分を飽きさせないようにするためと、私自身、会社員時代は管理部門で社内全体を見渡す役割を担っていたので守備範囲が広いことが強みだからです。

ですので、セールスコピーに軸足を置きつつも、いい意味でこだわりを持たずに、求められること、かつ、そのときに楽しいと感じる仕事をお受けしていす。

【出羽】多岐にわたる依頼が殺到しているのですね!かみばやしさんが、いつも忙しい理由がわかりました(笑)

話せる範囲で構わないので、会社員のころ、セールスコピーライターを始めたころを比較して、収入はアップしましたか?

【かみばやし】「10倍になりました!」とか言えれば良いのですが(笑)、会社員のときと同じくらいですね。でも、仕事のやりがいとか楽しさは10倍以上です。

いろいろな広告やSNSでは「会社員をやめて3ヶ月で月100万円」などを見かけますし、実際にそういう方もいらっしゃるのでしょうけれど、個人事業主の多くが年収200~300万円台とされている中、会社員のころと同じくらい稼げているのは上出来だと思っています。

でも、娘が中学受験すると言っていますので、今年は今までよりもがんばります。家族の事情に合わせて収入をコントロールできる働き方も、セールスコピーライターの仕事の良いところだと実感しています。

志ある事業者さんにマーケティングとライティングで貢献したい

【出羽】セールスコピーライターや講師の他、幅広いキャリアを重ねていらっしゃいますが、今後の展望をお聞かせください。

【かみばやし】全くの未経験からセールスコピーライターとして地道に積み上げてくる中で、自分がどういう人と一緒に働きたいのか、自分はどうありたいのかがだいぶ見えてきました。

志を持って商品・サービスを世の中に届けたいビジネスオーナーさんの販促物の制作は継続しつつ、費用面やビジネスの局面により自分で販促物を制作したいビジネスオーナーさん向けにマーケティングとライティングの伴走をするサービスを提供していきたいと思っています。

また、私ではなくてもできる仕事はどんどん外注して、空いた時間はお客様へのさらなる価値提供に使って、取り扱える案件の数を増やせるように体制を整えていきたいです。

セールスコピーライターは女性におすすめの働き方


(働く時間が自由になるから、子どもの夏休みは平日でも一緒に遊べます)

【出羽】楽しく、熱いお話をありがとうございました。もっともっとお聞きしたいのですが、お時間です。
最後に講座を受講中の方、そして受講を検討している方へのメッセージをお願いします。

【かみばやし】この講座は、男女どちらにもおすすめですが、今回は、あえて私と同じ女性向けにお話をさせていただきます。

女性が様々なライフイベントを乗り越えながら、働き続けることって本当に大変ですよね。特に日本ではまだまだ差別…とまでは言いたくないけど、まあまあ女性にとっては働きづらいことが多いじゃないですか。だからと言って、専業主婦で暮らしていける時代でもないのも事実ですよね。

だったら、手に職をつけてきちんと必要なお金を稼げる生き方をしたほうが、精神的にも経済的にも健全だと思います。何より母親が楽しそうに働いている姿って、子どもの将来の職業観に大きく影響を与えるのではないかと感じてもいます。

ではどうしたら良いのかを考えたときに、女性の働き方としてひとつの答えをくれるのが「セールスコピーライター」という働き方ではないでしょうか。

仕事ですから、決して楽しいことばかりではありませんが、商品・サービスを世の中に伝えるための発信をするって、想像以上に責任重大で、故にやりがいのある仕事です。

「このまま会社員だけしていて大丈夫かな?」とか、「学生時代にはそれなりに勉強してきたのに、社会から離れてブランクが空きすぎてしまったな…でも本当はまた働きたいな」と思っている方は、勇気を出して一歩踏み出してほしいです。出羽先生を筆頭に、私たちが全力でサポートします!

万が一、セールスコピーライターにならなかったとしても、生きていく上ですごく役に立つスキルなので、「学んでおいて損することは一切ない」と自信を持っておすすめしたいです。

【出羽】かみばやしさん、貴重なお話ありがとうございました。

セールスコピーライター養成講座では、現在プレセミナー&説明会を開催しています。興味のある方は、ぜひこちらからご参加ください。

今回インタビューにご協力いただいた方

セールスコピーライター かみばやし りつこ ▶Facebook

15年以上に亘り事業会社の企業法務、内部統制の担当者として数社を渡り歩く。契約書の作成・チェックを始め、社内業務の文書化を手がけた件数は1000件超え。 働き方に悩む中、相手の真意や懸念点を正確に読み取り言語化してきた経験が活きると感じ、セールスコピーライティングを学ぶ。事実を正確に伝えることに加え、人の心を動かすライティングの手法を習得し、2019年3月に独立。 不動産・投資・美容・教育関連などのライティング、セミナー講師など幅広く活動中。