根拠のある言葉で信頼されるライターになるオススメ本3選

こんにちは。
セールスコピーライターのかみばやしです。

暑かった夏も終わり、季節はすっかり秋になりました。
秋と言えば、「読書の秋」!

私たちセールスコピーライターは、日頃から相当量の読書をします。

また、当協会が主催する「セールスコピーライター養成講座」では、受講生さんにも「課題図書」を読んでもらいます。

確たるマーケティング知識等に基づき、商品・サービスの魅力を存分に言葉で伝えるセールスコピーライターになる以上、「書く」「読む」は避けて通れません。

加えて、一見ライターとは縁遠そうなデータ分析もリサーチの一環として行えるようになると、鬼に金棒です!

そこで、本日はセールスコピーライターを目指している方、チャレンジしようか検討中の方に向けて、データ分析の考え方について参考になる書籍をご紹介します。

どうぞ最後まで読んでくださいね! 

書くだけじゃない!セールスコピーライターに必要な3つのスキル

セールスコピーライターは、言葉の力で人を動かし、クライアントの売上・集客に貢献する「マーケティングに強い文章術のプロ」です。

行動してほしい相手(エンドユーザー)の心と体を動かす言葉を選定したり、組み合わせたりすることで、広告や記事を制作します。

セールスコピーライターになるためには以下に挙げる高度なスキルが必要で、残念ながらこれらは一朝一夕には習得できません。

  • ライティングスキル
  • マーケティング(セールス)スキル
  • ヒアリング(リサーチ)スキル


そして、マーケティングやリサーチをするにあたり、データ分析をする場面が出てきます。

例えば、ヒアリングした内容の裏付けデータや、アンケート結果を分析することで多くの事実が判明します。分析で焙り出された要素をセールスコピーに使用することで、広告の反応率アップにつなげられるのです。

クライアント側でデータ分析をしていれば、そちらを参照さえてもらえば良いのですが、中小零細企業や個人事業主のクライアントは営業で手一杯。データ分析まで手が回らない、手法もわからないといったことが大半です。

そんなときに、セールスコピーライターがリサーチの一環としてデータ分析を行うと、クライアントの現状分析になりますし、エンドユーザーに響く言葉を選べます。また、向かうべき方向性を明確にできて、お互いの信頼関係の構築にもつながります。

データ分析もできるセールスコピーライターになるためのオススメの本3選

「データ分析」というと、「さぞかし難しい式を駆使し、複雑な計算をするのだろう」と考えてしまうかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

マイクロソフトオフィスのエクセルやGoogleスプレッドシートで四則演算と簡単な関数を組み合わせる範囲で事足ります。(逆に言うと、一社会人として、この程度のITスキルは身に着けておいてほしいところです。)

よくある例ではありますが、感覚値として「エンドユーザーは男女が50%ずつくらい」と思っていたところ、既存顧客のデータベースを使って集計してみたら「女性客が7割だった」といった事実がわかったとしましょう。

すると、「女性に刺さるコピーを使ったほうが反応が出るかもしれない」という仮説を立てられ、各媒体で「女性向けのコピーをテストする」など、新たな戦略につなげられます。

他にも、エンドユーザーのお悩みを分類して集計し、最も多かった内容を解決するコピーを冒頭に持ってくるなど、具体策を考えられます。

とにもかくにも、データをどのように扱い、考える材料にするのかを知っておくことは、セールスコピーライターにとっては大きなアドバンテージです。

そこで、私が独断と偏見で厳選したデータ分析に関する書籍3冊をご紹介いたします!

オススメ本①:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド(2019)『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』日経BP

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言わずと知れた世界で100万部売れた大ベストセラーなので、読んだことがある方も多いかもしれません。

陥りがちな思い込みを10個に分類し、それらを乗り越えるためにデータを基に世界を正しく見る習慣、必要な考え方を提言する内容となっています。

「なぜデータを見る必要があるのか」についてよく理解できますし、「思い込みを形成する人間心理を知る」という観点からもセールスコピーを書く際の参考にもなります。

オススメ本②:安藤広大(2022)『数値化の鬼━「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法』ダイヤモンド社

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こちらもベストセラーです。

ビジネスシーンで数値化をするとはどういうことか?またその具体的な方法は?という疑問に答えてくれます。そして、何より一人のビジネスマンとして「仕事との向き合い方」について数字を通して教えてくれる一冊です。

データ分析の前段階となる数値の積み上げについて知ることで、PDCAの回し方のイメージが持ちやすく、セールスコピーライター志望の方が近い将来向き合うことになるマーケティングのあらゆる指標との向き合い方にも通じる内容です。

また、コンサルタントとして、クライアントに売上・集客のための行動をアドバイスする際の参考にもなります。

オススメ本③:大原昌人『4000万人の購買データからわかった! 売れない時代にすぐ売る技術』サンマーク出版

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元・楽天市場プロデューサーが、4000万人を超える日本最大級の購買データを毎日見続けた経験から、「売上の正体」と定義する方程式の各要素をわかりやすく解説しています。

データの集め方、分析結果を実際の現場に反映する方法、具体的に売上につなげた事例などがわかり、また臨場感のある現場の様子をイメージすることができます。

事例はいずれも楽天市場のものですが、ECショップでの販売全般に当てはめて考えられますし、だれもが知っている楽天市場での購買の話なので、内容が身近に感じられて理解しやすいところもポイントです。

データには書くためのヒントがいっぱい 

セールスコピーライターとしてぜひ知っておきたいデータ分析の考え方や、事例に関するおススメの書籍を3冊紹介しました。

セールスコピーライターは書くだけの人ではなく、ときにデータと向き合うことも仕事のうちです。

よりエンドユーザーの心に刺さり、行動せずにいられないコピーを書くために、幅広い視点からクライアントとクライアントの商品・サービスと向き合えるセールスコピーライターになれば、重宝されて「もう逃がさない!」と愛されるようになること間違いなし!

これからセールスコピーライターになる方々に向けて、参考になれば何よりうれしいです。

ライティング・マーケティング・ヒアリングの多方向からの視点と確たるスキルを習得し、反応の出るコピーが書ける一流のセールスコピーライターになりたい方は、『セールスコピーライター養成講座』のプレセミナー&説明会にぜひご参加ください。

プレセミナー&説明会の日程は複数用意してあるので、ご都合に合わせてご参加いただけます。気になる方はぜひコチラからチェックしてみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

セールスコピーライター かみばやし りつこ ▶Facebook
15年以上に亘り事業会社の企業法務、内部統制の担当者として数社を渡り歩く。契約書の作成・チェックを始め、社内業務の文書化を手がけた件数は1000件超え。 働き方に悩む中、相手の真意や懸念点を正確に読み取り言語化してきた経験が活きると感じ、セールスコピーライティングを学ぶ。事実を正確に伝えることに加え、人の心を動かすライティングの手法を習得し、2019年3月に独立。 不動産・投資・美容・教育関連などのライティング、セミナー講師など幅広く活動中。