売れないのは、あなたの「熱い想い」のせいかも知れません

こんにちは。
セールスコピーライターの佐伯です。

あなたは自分の商品・サービスに
どれくらい想い入れがありますか?

そんな、自社商品が大好きな方が
セールスをする際に
気を付けたいポイントをまとめました。

「こんなに良いモノなのに、
なぜ売れないんだろう? なぜ伝わらないんだろう?」

と一度でも思った事のある方には
お役に立てる内容かと思います。

ぜひご覧ください。

商品に自信アリ!だから気を付けたい3つのポイントとは?

大前提として商品サービスに自信を持つのは
販売者として大事なことです。

「自分が良いと思ったものを売る」のは
ビジネスの鉄則であるとも言えるからです。

一方で、想い入れが強すぎることで売れないケースも
実際の現場でよく見てきました。

自社商品に自信のある人が売れない時は
大まかにこの3つが原因であることが多いようです。

1、話し過ぎてししまう
2、強く推薦してしまう
3、相手の知識不足のせいにしてしまう

カンタンに解説していきます。

1、話し過ぎてしまう

商品を勧めようとしている時、
あなたは「話し過ぎている」可能性があります。

人は 「たくさん話をしてくれる人」よりも
「たくさん話を聞いてくれた人」に
好感を持つ生き物ということはご存知でしょうか。

あなたが商品の魅力を伝えれば伝えるほど
相手の方に「もう聞きたくないなぁ」と
想われている可能性がある、ということです。

「たくさん説明したのに売れなかった」

そんな経験がある方は
相手が話す分量より
自分が話し過ぎていなかったかかどうを
ぜひ振り返ってみてください。

2、強く推薦してしまう

「とにかくいいから!」
「とりあえず試してみて!」
「試してもらえば分かるから!」

説明が上手くできない時に
こんな風に強引に勧めてしまってはいませんか?

相手の方との関係性もありますが
よほど親しい間柄でなければ
このやり方は通用しないことはご理解いただけると思います。

数百円、数千円の商品ならばまだ大丈夫でも
高額になるにつれ最低限
「自分にとって、何が、どういいのか」が分からなければ
人は手を伸ばさないものです。

また、熱意は時に「必死さ」に見えることがあります。

あなたが熱を込めれば込めるほど
「そんなに必死にしないと売れないんだ」
「大したものではないんだ」
という印象を与えてしまっている可能性もありますね。

3、理解されないのを相手の知識不足のせいにしてしまう

「この良さが分からないなんて、あの人は勉強が足りない人だ」
「分かる人にだけ分かってもらえばいい」

そんな風に思ってしまっていませんか?

あなたはその商品を知り尽くして、
何でもわかる状態でも
相手の方が、あなたほど知識がないのは当然です。

あなたが売りたいのはどんな人ですか?

これから新しく買う方は、
皆さんもれなく
あなたより商品知識がない人たちです。

商品を知り尽くせば知り尽くすほど
ついついマニアックなポイントを 他との違いとして
説明してしまいがちですが

そもそも、知識がない人の場合
そこまで詳しい違を求めていない事が多々あります。

相手が勉強不足だからではないのです。

あなたが相手の理解度に合わせて
伝えることができなかっただけなのです。

詳しくない人に対して、
商品説明が難しくなりすぎていないか、は
一度 確認してみるとよいですよ。

 

本当の問題は何なのか?

実は、この3つに共通した問題があります。

それは すべて「自分目線」になっている という点です。

セールスの大原則は 「欲しい人に、必要なものを届けること」

そもそも相手の方は、
その商品サービスを欲しがっていたのでしょうか?

まったくお腹が空いていない時に
ラーメンやハンバーグの美味しさを語られても
食べたくなりませんよね?

それがどんな名店でも
「今はいいや」と言われるだけです。

相手は今、お腹が空いてるのか?
相手が必要としているのは何なのか?

熱意のあるあなたに必要なのは
自分が一生懸命説明することではなく
「相手の話を聞く」姿勢だったのです。

 

これさえあれば、セールスはもっと簡単になる!

「実はいま、コレで困っていて・・・」

相手からその言葉を引き出してから
商品サービスを勧めることができれば
驚くほどアッサリと売ることができるハズです。

あなたが売りたいから売る
あなたが説明したいからする
そんな「自分都合」なセールスは卒業して

お客様は欲しがっているのか?という
「顧客目線」を常に意識してみてください。

なぜなら、商品サービスを買ってくれるのは
「お客様」だからです。

「顧客目線」を持てるかどうか
あなたが自信を持ってお勧めする商品サービスを広めるための
何よりの近道になりますよ。

 「それ欲しい!」と言ってもらえる
セールスを目指していきましょう。

 

それでは、また!

※一般社団法人セールスコピーライティング普及協会のホームページより移行した記事です

この記事を書いた人

セールスコピーライター/占い師
佐伯 美穂子
青森県出身。ガテン系から水商売、一部上場企業でのOL、セラピストや介護士など、15種類以上の職業経験で幅広い視点を手に入れる。人間観察力・感情分析力を武器に、多くのクライアントの集客アップ・売上アップに貢献。 すぐに売上3割アップに結びつく『 タイプ別ライティング術 』考案者。