安定収入が欲しいライター必読! 単発で終わる人とリピートに繋がる人の違い
こんにちは。セールスコピーライターの石井です。
ライターの仕事をしている人には、大きく分けて次の2つのパターンに分かれます。
▼パターン1
案件を請けても単発で終わってしまう
▼パターン2
リピート発注があり、継続的に案件を獲得している(もしくは月額固定で報酬をもらっている)
もちろん、後者「パターン2」の方が、次のようにライターにとってメリットが大きくなります。
- 安定した収入を得られる
- クライアントの新規獲得に奔走しなくて良い
- 継続案件を請けることで、リサーチやヒアリングの手間を省ける
- 相性の良いクライアントと長く付き合うことで、精神的なストレスが少ない
そこで今回は、1人のクライアントから継続的に案件を請け、収入を安定させるにはどうするかについてお伝えします。
クライアントは売上だけを見ているわけではない
セールスコピーライターの仕事は、商品・サービスを必要としている人に伝わる文章を書いて、次のようにクライアントに成果を出させること。
- 売上が前年比で2倍になった
- 通常0.1~0.3%のチラシで反応率が3%になった
- Facebook広告のCPAが500円を切った
- セミナーがすぐに満席になった
このように、数字として明確に出てきます。
しかし、実際には成果を出しても単発で終わることもあれば、逆に成果がイマイチでも「次も書いてもらえますか?」と言われることもあります。
もちろん、セールスコピーライターとしては、相手の目標とする売上に貢献することが一番重要です。
しかし、クライアントは決して売上などの成果だけを見ているわけではないのも事実です。
クライアントはライターの何を見ているのか?
では、クライアントはライターのどこを見ているのでしょうか?
じつは、案件を依頼され、執筆前の最初のヒアリングに入る段階で「単発で終わるか、その後も依頼があるか」がほぼ決まってきます。
ヒアリングまでに十分リサーチをしているか?
ライティングの依頼があった場合、よほどの短納期でなければ、執筆前にクライアントにヒアリングすることがほとんどです。
経験上、ライターに協力的で、継続的に付き合いたいと思わせてくれるクライアントほど、ライターのヒアリング時の対応をよく見ています。
具体的に何を見ているかと言うと、「ヒアリング前に、しっかりリサーチをしているかどうか?」です。
例えば、クライアントのホームページ、メルマガ、SNS、口コミサイト、過去の商材、動画、チラシ、名刺、書籍など。
競合するビジネスについても、なるべく調べておきたいところです。
リサーチが甘いと、ターゲットに響かない表面的なライティングに終わってしまいます。
そしてヒアリングの過程でリサーチしたかどうかは、クライアントに簡単に見透かされます。
「あれ? 私のホームページを見てないのかな……」と思われ、案の定、反応がまったく出ない成果物が仕上がっては、2度目はないでしょう。
逆にヒアリング時に「そんなところまで見ていてくれていたんだ」と思わせたら、クライアントの心をつかむことができます。
また徹底的にリサーチし、疑問に感じたことをヒアリングで丁寧に確認することで、その後の執筆作業は楽になり、訴求力を担保しやすくなります。
このようにヒアリング前のリサーチは、クライアントとの信頼関係に大きく影響します。
ヒアリングは制作工程の最初の方ですが、ここでほとんど勝負は決まると言っても過言ではありません。
推敲した上で原稿を提出しているか?
「原稿は書き終えたら一度寝かし、推敲してから提出する」とはよく言われます。
推敲することは、単なる誤字脱字チェックだけではありません。
「(ランディングページの)順番、こっちが先かな」
「あ、この人の客声も入れておこう」
「キャッチコピー、こっちが良いや」
と全体的なブラッシュアップに繋がることもあるので、案外クオリティを左右します。
提出前に推敲することは大事なことなのですが、実は経験を重ねるほど、だんだんサボりがちになりがち。
しかし、推敲したかどうかもクライアントに見抜かれてしまいます。
1個か2個くらいならともかく、あまりに誤字脱字が目立っていたり、ひどい場合は日本語として成り立っていなかったり……。
途中経過として出しているならともかく、納品データがそんな状態では「この後も仕事任せて大丈夫かな……」と不安になります。
誤字脱字チェックをするツールはいくつかありますが、誤字脱字だけでなくブラッシュアップのために、自分の目でもたしかめましょう。
【まとめ】誠実な対応が理想のクライアントを引き寄せる
ライターの丁寧で誠実な対応を見てくれているクライアントは、その人自身が丁寧で誠実な人であることが多いです。
ライターの欲しい情報に対して丁寧に回答してくれ、エンドユーザーを何人も紹介してヒアリングさせてくれるなど、仕事もやりやすい。
結果としてクライアントの売上アップに貢献できるライティングができ、継続的に仕事をお願いされやすくなるという好循環が生まれます。
そのためには、日々の仕事の姿勢がものを言うのは言うまでもありません。
また今回書いたことは、実践できている人は意外にも少数です。
もちろん納期厳守が原則になりますが、丁寧で誠実な対応をすることで、「またお願いしたい」と思われるライターになります。
※一般社団法人セールスコピーライティング普及協会のホームページより移行した記事です。
この記事を書いた人
セールスコピーライター/ブックライター 石井 裕 ▶Facebook 魅力とウリを掘り起こす セールスポイント言語化マニア ▶︎求人サイトで応募数前年比4倍、チラシでは反応率0.1~0.3%が標準といわれるなか最大23%、LP&ステップメールで申込数過去最大などモンスター級の成果をたたき出す。またブックライターとして書籍制作にも多数関わり重版出来多数。 ▶︎趣味は県境巡りで2009年『県境マニア』を出版。TBS「ゴロウデラックス」「マツコの知らない世界」、などメディア出演多数。