申込みが殺到する重要パーツ!『お客様の声』の書き方と使い方とは?
こんにちは。
セールスコピーライターのかみばやしです。
「自社の商品・サービスを世に広く知らせるためには伝えることが必要!」ということで、ビジネスをお持ちの方は様々な販促ツールの制作を実施検討していらっしゃるかと思います。
そこで、質問です。
あなたは『お客様の声』を集めていますか?
この質問は、私が販促物の制作を依頼された際にお伺いしているもののひとつです。そして、残念ながら8割がたのお客様から「集めていない」とご回答をいただきます。
「集めています!」と回答してくださる数少ないお客様でも、見せていただくと内容が不十分であることが大半です。
ということで、本稿では以下についてお伝えいたします。
- 「そもそも『お客様の声』に意味はあるのか?」
- 「どうやって集めたら良いのか?」
- 「どうやって使うのか?」
どうぞ最後まで読んでくださいね!
そもそも『お客様の声』を掲載することに意味はある?
誰しも1度はホームページ・LPなどのWebサイトや、パンフレット・チラシなどの紙媒体に『お客様の声』が掲載されているのを見たことがあるのではないでしょうか?
ビジネスコンサルタントに相談しているビジネスオーナーさんは、販促ツールに「『お客様の声』を載せてください」と指導されたこともあるかもしれません。
そもそも、「『お客様の声』を販促ツールに載せる意味はあるのか?」「本当に新規集客につながるのか?」が気になりますよね。
結論から言うと、『お客様の声』を載せることには、意味も効果もあります!
お客様が購買の意思決定を行う際の最も大きな決め手は、「私と似ている状況・条件の人にも効果が出ている!それなら私にもできる!」と感じることです。
そして「私と同じ!似ている!」と感じる箇所は、他でもない『お客様の声』であり、『お客様の声』をうまく盛り込んだ各要素なのです。
いつ?どうやって?『お客様の声』の集め方
『お客様の声』をもらう最も一般的な方法はアンケートに回答してもらうことですが、適切なタイミング・方法で行わないと、「せっかくもらったのに有効活用ができない…」という残念な結果になってしまうことも…。
ですので、日々の商品・サービス提供のサイクルの一部として、仕組化・ルーチン化をすると良いでしょう。
以下に、『お客様の声』をもらうタイミング・方法についてのポイントをお伝えします。
『お客様の声』を集めるタイミング
アンケートに回答してもらうベストなタイミングは、商品・サービスの提供直後です。
極端な話ではありますが、商品・サービスの提供をして、お客様がどんなに感動してくれたとしても、3ヶ月後に「アンケートに回答してください!」と依頼したらどうなるでしょうか?
おそらく、感動は激減(半分すら残っていないかもしれません)、最悪の場合は忘れてしまって「書けない」とお断りされたり、「なんだったっけ?」と放置されたり…。
こんなことにならないためにも!鉄は熱いうちに打て!
店舗での対面サービスであれば、提供直後や帰宅前にアンケートを依頼し、その場で回答してもらうと良いでしょう。
また、オンライン講座の開催であれば、最後の10分をアンケート回答時間として設ければ、講座内で確実に回収できます。
商品販売の場合は、実際の商品使用後でないとアンケートに答えられないことも多いと思います。そこで、事前にメールアドレスなどを聞き、後日アンケートに回答してほしい旨をきちんと伝えたうえで、回答してくれたらプレゼントを渡すなど回答率を上げる工夫が必要になります。
回答例を先に示して書きやすいようにご案内
『お客様の声』が欲しいと言っても「ありがとうございました!」「楽しかったです!」という薄い内容のものが欲しいわけではないはずです。
これは依頼側がきちんと回答の流れをつくっていないから発生する事象です。質問のすぐ下に回答例を示しておき、お客様側で「こういう感じで書けば良いのね」ということを理解できるようにしておけば、具体的な内容を書いていただきやすくなります。
[回答例を記載した設問(赤枠部分が提示した回答例)]
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回答してもらいやすい媒体
紙に手書きで記入してもらう方法とGoogleフォームズなどのオンラインのアンケートツールで回答してもらう方法の2つが一般的です。商品・サービス提供のシチュエーションとお客様の状態に合わせて準備しておくと良いでしょう。
例えば、Zoomで講座を開催した直後にアンケートを依頼するのであれば、物理的に紙を渡すことはできないのでオンラインツールを利用するのが良いです。
店舗ビジネスでお客様が高齢者中心であれば紙、スマホを自由自在に扱う若い方であればオンラインツールが回答してもらいやすいでしょう。お客様の幅が広ければ両方準備しておくことも考えられます。
こんなに使える!『お客様の声』の利用方法
コツコツと集めた『お客様の声』は、そのまま載せるだけでももちろん効果はありますが、それだけで終わらせてしまってはもったいない!
具体的にどんな要素として使えるのかを見てみましょう。
プリヘッド・キャッチコピー
アンケートを集計してみると、いくつかの傾向があることがわかってくると思います。
この傾向が掴めたら大チャンス。
なぜなら、お客様が具体的に何に悩み、どうなることを望み、商品・サービスによってどう変わったのかがわかるからです。
お客様の頭の中にある言葉を組み合わせれば、お客様にとって魅力的なプリヘッド・キャッチコピーをつくれます。
実績の紹介
商品・サービスを購入したお客様が実在していて、その方たちにどのような効果があったのかを詳細に知ると同時に、「この人にできるなら私にもできるかもしれない」「私もがんばってみよう」と感じてもらう重要パーツになります。
以下は、セールスコピーライティング養成講座の体験会への参加を募るLPに実際に掲載された『お客様の声』です。ブロッキングしたパーツで構成するとお客様に理解してもらいやすい内容になるのでご参考ください。
① タイトル →どんな効果があったのかをわかりやすく抜粋すると良いでしょう。具体的な数字が入れられるとより良いです。
② お客様自身の情報(写真・職業・名前・性別・年齢等) →実在する人物の声であることを証明し、『お客様の声』の信憑性を高めます。お客様のご希望や商品・サービスの性格によっては写真や名前は出せないこともありますので、後々トラブルにならないように承諾を得てください。アンケートの回収時に「写真掲載可」「年代・イニシャルのみ可」などの許諾内容の選択肢を設けることも有効です。
③ ビフォー →商品・サービスを受ける前の状態を示します。なにに悩んでいたのかを語ることで、「私と同じ」という強い共感を得られます。
④ きっかけ →どういうルートで商品・サービスにたどりつき、どんな考えで意思決定をしたのかを示します。ビフォー同様、共感ポイントになりやすいところです。
⑤ アフター →ビフォーに対して、どんなアフターを手に入れたのかを明確に示します。読む人が最も知りたい部分です。
サービスの改善・新商品の開発につなげる
『お客様の声』のうち、「もっと○○だったらより良い」という部分は、直接寄せられたニーズです。実現できれば、より良いサービスの提供はもちろん、リリースと同時に売れる新商品を開発することができます。
なお、威力のある『お客様の声』をもらうためには、アンケートの設計を熟考することが重要です。以下のコラムもぜひご覧ください。
『お客様の声』を随所で活用して新たなお客様を引き寄せましょう!
『お客様の声』を載せる意味や重要性、具体的な書き方や使い方についてお伝えいたしましたが、いかがだったでしょうか?
新規顧客の問合せ・申込みを引き寄せ、さらには自社商品・サービスのマーケティングも同時にできてしまう『お客様の声』を集めて、ぜひフル活用してくださいね。
『お客様の声』を集めようにも、社内では皆忙しくて手が回らない、集めてから実際に利用するための具体的な相談をしたいなど、パートナーが必要な経営者さんはぜひ私どもにお問い合わせください。
ご自身の商品・サービスを広く伝えるために、まずはご自身が「マーケティングとセールスコピーライティングを学びたい!」、「従業員に勉強させたい」という方は、ぜひ一度こちらからセールスコピーライター養成講座の体験会にご参加ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事を書いた人
セールスコピーライター
かみばやし りつこ▶Facebook
15年以上に亘り事業会社の企業法務、内部統制の担当者として数社を渡り歩く。契約書の作成・チェックを始め、社内業務の文書化を手がけた件数は1000件超え。 働き方に悩む中、相手の真意や懸念点を正確に読み取り言語化してきた経験が活きると感じ、セールスコピーライティングを学ぶ。事実を正確に伝えることに加え、人の心を動かすライティングの手法を習得し、2019年3月に独立。 不動産・投資・美容・教育関連などのライティング、セミナー講師など幅広く活動中。