男性脳・女性脳でなぜすれ違う?コミュニケーションを円滑にするコツ

こんにちは。セールスコピーライターの上田です。
日常生活において、異性との会話がすれ違うことってよくありますよね。例えば、こんなケースです。
妻:「聞いて、今日大変だったのよ。〇〇がね、いたずらしちゃって……」
夫:「なるほど。じゃあこうしたら?」
妻:「……(ただ聞いてほしかっただけなのに。モヤモヤ)」
妻は愚痴を聞いてほしかっただけなのに、夫が解決策を提案する。あるいは、部下が何気なくした話に、上司がアドバイスを始めてしまう。
これらは、一般的に男性脳・女性脳の違いによるもので、家庭から職場にいたるまで、身近なあらゆる人間関係で起こっています。
今回は、男女のコミュニケーションがすれ違う根本的な理由や心理的背景、ビジネスシーンでの具体例、そして関係を円滑にする3つのコツについて心理学の視点から解説します。ぜひ毎日のスムーズなコミュニケーションに役立ててください。
なぜ男女のコミュニケーションはすれ違うのか?

一般的に、男女の脳には以下の傾向があると言われています。
男性脳の傾向: 結論重視、問題解決志向(ゴールへ一直線)
女性脳の傾向: 共感重視、プロセス重視(感情の共有や横のつながり)
もちろん性別で二分されるわけではありません。実際には「男性脳傾向の女性」もいれば、「女性脳傾向の男性」もたくさんいます。人には「普段どちらの傾向が強いか」という個人差があり、時と場合によってもモードは変化します。
すれ違いが起きる最大の原因は、お互いの目的の不一致です。 例えば女性が「共感」を求めて話しているのに、男性が「論理的な解決」を返してしまう。このコミュニケーションの目的のズレこそが、モヤモヤを生む正体なのです。
実はこの脳の傾向は、文章表現にもそのまま表れます。気になる方は、ぜひこちらのコラムもあわせて読んでみてくださいね。
『男性脳・女性脳で変わる”響く言葉”。違いを知って売上アップ』
心理学から見る「わかってほしい」と「解決したい」

なぜ、話を聞いてほしい側(女性脳傾向)は解決策を言われるとモヤモヤするのでしょうか?
心理学の視点から見ると、女性が求めているのは「解決」ではなく、「承認欲求」の充足や「ラポール(信頼関係)」の形成。つまり、「自分の気持ちを理解してほしい」という心のサインなのです。
一方で、解決策を提示する側(男性脳傾向)も、悪気があるわけではありません。彼らなりの「問題解決志向」で、力になりたいと願っているだけ。単に、双方が持つ脳の傾向によって、想いがズレているだけなのです。
もしモヤッとしたら、「今、私は傾聴してほしいけれど、相手は問題解決モードだな」と、自分と相手を少し離れた場所から眺めてみてください。
自分が何を求めていて、相手はどんなモードなのか。
この客観的な視点を持つだけで、反射的なモヤモヤは不思議と消えていきます。まずはこの視点を、日々のあらゆるコミュニケーションのベースに置いてみてください。
ビジネスでも起きる男性脳・女性脳のすれ違い

このすれ違いは、上司と部下、営業と顧客、クライアントとの打合せなど、ビジネスの現場でも多くみられます。たとえば、LP(ランディングページ)やデザインの制作現場でのこんな会話です。
女性クライアント:「なんとなく違うんですよね…」
男性制作者:「どこが違うんですか?」
女性クライアント:「うまく言えないんですけど…」
男性制作者:(それじゃ分からないなぁ…)
どちらかが悪いわけではありません。女性脳傾向の人はまず「違和感(感覚)」をキャッチし、後から理由を整理します。一方、男性脳傾向の人は真っ先に「原因(論理)」を知りたいため、会話が止まってしまうのです。
制作現場でよくあるこの問題、優秀な担当者はヒアリングのとき、「どこが違いますか?」とは聞きません。
「この文章を読んで、どんな印象を受けましたか?」
「理想に近いとしたら何点くらいですか?」
「”違う”と感じたのは、世界観ですか?言葉遣いですか?」
このように、「論理」ではなく「感覚」から聞き出す質問に変えるのです。これが女性脳傾向の強い相手には非常に有効です。
逆のパターンもあります。男性クライアントが「これだと問い合わせ数が増える気がしない」と言った場合、女性脳傾向の制作者は「どんな印象ですか?」と聞きたくなりますが、男性クライアントは「競合との違い」や「ベネフィット」など結論や根拠を求めています。
同じ「違う」でも、求める中身が違うからこそ、傾向に合わせて聞き出せればすれ違いは防げます。一歩先に進めるために、ぜひ意識してみてくださいね。
コミュニケーションを円滑にする3つのコツ

男性脳・女性脳の傾向が違うことで、すれ違う背景がわかったところで、今日から実践できる3つのコツを紹介します。
まず共感してから提案する
人は「自分の感情を受け入れてもらえた」と安心できて初めて、冷静に問題解決へ向き合えます。アドバイスしたくなってもまずはぐっと抑えて、相手の心に寄り添うことから始めてみましょう。
NG例:「じゃあこうすれば?」と、いきなり解決策を被せる
OK例:「それは大変だったね」「頑張ったね」と、まずは感情を受け止める
相手が求めているものを確認する
会話のすれ違いを防ぐため、相手が今どんな「モード」なのかを意識してみましょう。
「話を聞いてほしい?それとも一緒に考える?」と尋ねるのもいい方法です。自分が話す側なら、「今はアドバイスではなく、ただ話を聞いてほしいんだ」と伝えてみてください。お互いの目的が一致し、驚くほど風通しが良くなります。
違いがあることを前提にする
一番大切なのは、「普通はこうでしょ」という自分の当たり前を一度手放すこと。
相手と自分では得意な脳の傾向が違う。その前提に立つだけで、相手を無理に変えようとする必要はなくなります。
「そういう考え方もあるんだな」と、相手との違いを面白いと思える心の余裕を持つこと。この視点の切り替えができるようになると、人間関係のモヤモヤはびっくりするほど減っていきますよ。
まとめ|セールスコピーライティングにも活きる考え方

いかがでしたか?
「男性が悪い」「女性が悪い」ということではなく、単に脳の傾向が違うだけ。その違いを知り、相手に伝わる言葉を選ぶことが、あらゆるコミュニケーションを改善する第一歩です。
…と、ここまで読んで気づいた方もいるかもしれません。売れる文章(セールスコピー)も、自分が言いたいことではなく、「相手に響く言葉」を届けるのが鉄則です。対人の会話もライティングも、本質にあるのは「相手への深い想像力」。
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この記事を書いた人
セールスコピーライター
上田 祐里江
経理や医療事務、ITインストラクターなどを経験後、心関連の学びを行う中で「想いを言葉にできない」という壁にぶつかる。そんな時、マーケティングや人間心理に基づくセールスコピーライティングと出会い、言語化するスキルを学ぶと同時にライターへと転身。
現在は、セールスコピーライターとしてLP制作やKindle書籍の出版・プロデュース、Web運用代行を行う傍ら、ライフコーチとしても活動。対話を通してクライアントの本音を引き出し、みえない価値をみえる化することで、起業家の売上アップに貢献している。
