新人ライター向け!修正トラブル防止のための受注前確認事項
セールスコピーライターの田中さとみです。
あなたは制作物の受注前に、修正依頼についてクライアントとどのような確認をとっていますか?
修正依頼がスムーズに進むかどうかは、事前の取り決めが鍵を握っています。
修正回数や修正範囲を事前に定めていないと、納期の遅延や追加コストの発生といったトラブルにつながることもあるからです。
そこで今回は、原稿納品時の修正トラブルを未然に防ぐことにフォーカスして、受注前の確認事項をご紹介します。
修正依頼がトラブルになる理由
修正依頼がトラブルにつながる主な理由は、以下の2通りです。どちらも最初のうちに確認しておけば済むので、しっかり把握しておきましょう。
修正回数に関する取り決めがない場合
契約書や見積書に修正回数の制限が明記されていないと、クライアントが「完璧な原稿」を求めて何度も修正を要求する可能性があります。
認識のズレ
クライアントが求めるイメージとライターの理解にズレがあると、その調整に時間がかかり、確認や修正の手間が増えてしまいます。
双方の作業時間が圧迫されるだけでなく、結果的にクライアントとの良好な関係を築くことが難しくなるでしょう。
修正時のトラブルを防ぐために必要な事前確認事項
修正依頼のトラブルを防ぐために、ライター側で事前にできることを解説していきます。契約前に確認すべき重要なポイントは次の3つです。
①修正回数を明確に取り決めする
例えば、以下のように具体的な条件を契約書に明記しましょう。
・無料での修正は2回まで。
・修正依頼は確認依頼から3営業日以内に。
特に、追加料金が発生する条件については“無料修正回数を超えた場合は1回あたり5,000円(税別)〜”など、詳細も必ず明記します。
無制限に修正を受け付けていると、クライアントも確認が疎かになりがちです。修正回数に制限を設けることで、クライアントにも“しっかり確認しなければ”という意識が芽生えます。
②納期と修正対応期間を設定する
初稿納品から最終納品までのスケジュールを明確にし、修正のための十分な時間を確保することも重要です。
例えば“打ち合わせから7日以内に初稿を提出”、“初稿提出から3営業日以内に修正箇所をご連絡ください”など、具体的な期限を定めましょう。こうしたスケジュールのイメージをクライアントと共有しておくことで、円滑に進行できます。
また、納品後に微修正が必要になるケースもあります。その際の条件もあらかじめ設定し、提示しましょう。
③修正の指示方法を統一する
『メール』『LINE』『Slack』『Chatwork』等、お互いが使いやすいツールをあらかじめ決めておきます。使用ツールを統一することで依頼が複数の連絡先に散らばるのを防ぎ、スムーズなコミュニケーションが可能です。
その他、納期・修正に関わる部分として、以下の項目についても事前に確認しておくと良いですよ。
・素材提供:記事作成に必要な情報、画像、キーワードなどの提供方法や提供期限について確認。
・完成基準:類似の記事や具体的な参考例を用いて、目指すべき完成度を明確にして共有。
クライアントに伝えておくべき事項
修正に関するポリシーは、前項でもお伝えした通り、必ず契約書やメールなど、文章にして明確に伝えましょう。(「以前にお伝えしてますように…」と言える状態にしておくことがポイント!)
また、スムーズな進行のルールも事前に共有しておくことが大切です。
例えば、以下のようなルールをあらかじめクライアントにお伝えすると、不要な時間のロスを防ぎ、スムーズなやりとりが可能になります。
・修正依頼には具体的な指示を含めること
・修正箇所はまとめて依頼すること
さらに、修正を最小限に抑えるために、企画段階で方向性を確認したり、下書き段階でのフィードバックを依頼したりと、段階的な確認プロセスを提案するのも効果的です。
受注時のヒアリングでは、クライアントの期待値を細かく把握することを心がけ、次のような情報を集めるようにしましょう。
・ターゲット読者や求める文体、NGワードなど、具体的な要件
・過去の記事や広告などの参考資料
事前ヒアリングについては非常に重要なので、下記コラムも合わせてご覧ください。
【永久保存版】ライティングで売上激増を実現するリサーチ&ヒアリングのコツ
納品時に確認すべき事項
納品形式については、特に注意が必要です。Wordファイル、Google Docs、またはその他の形式での納品が必要な場合がありますので、必ず、受注時に確認を取りましょう。
例えば、WordPressへの直接入稿が必要な場合は、作業単価を上乗せすることも検討できますよ。また、使用するプラグインや投稿設定についても事前に確認します。必要があれば担当者から操作方法や入力ルールについて説明を受けておきましょう。
まとめ
修正トラブルを防ぐために、修正回数や範囲、修正対応期日を明確にし、事前に十分な確認を行いましょう。
この取り組みはトラブル防止だけでなく、クライアントとの相互理解を深め、より良い成果を生み出すための重要な一歩です!その結果、クライアントとの良好な関係が築けて継続案件となり、安定した報酬が期待できます。
さらに、記事単価の低いWebライターから、高収入が期待できるセールスコピーライターを目指すのもおすすめです。セールスコピーライティングは、商品の売上を直接左右するため、クライアントから高い評価と報酬を得やすいスキルです。
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この記事を書いた人
ビジネスアドバイザー/セールスコピーライター
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国立弘前大学卒。営業を経験した後、2003年に地元中小企業のネット通販店長に就任し楽天市場へ出店。マーケティング、ライティング、WEBデザイン技術をたたき上げで習得。青森りんごをメイン商材に年商1億円店舗に成長させ、地元農産品のブランド化に貢献する。2015年に独立起業後は口コミだけで継続的にクライアントを獲得。商品やサービスの価値を言語化し、ターゲットに伝わる文章で伝え切るスキルに定評がある。顧客の悩みに寄り添いアイディアを提供することも得意とし、青森県在住ながら全国各地に顧客を獲得する。