新米ライター必見!「“失敗しない”価格提示方法」とは?
「お仕事をお願いしたいのですが、いくらでやってくれますか?」
お客様からお仕事をいただけるのはとても嬉しいことですが、お仕事の概要がまだハッキリしていない時点で、ズバッと価格をお伝えするのはちょっと難しいですよね?
特に新規のお客様だと、予算感もわからないので判断が難しいと思います。
私はライティングを始めて間もない時、
「この金額だと高くて引かれるかな・・・
かといって、安くし過ぎると赤字になるかもしれないし・・・。」
と悩んでしまい、なかなか自信を持ってお伝えすることができませんでした。
しかし、何度もお客様とやりとりをしていく内に、お客様も納得&自分も損をしない、価格提示の方法が見つかったのです。
そこで、本日のコラムでは、「“失敗しない”価格提示の方法」をご紹介します。
・価格提示の際のお客様の反応が心配
・安く見積もってしまい、赤字になることが多い
というライターさんは、ぜひ参考にしてください。
ズバリ「“失敗しない”価格提示方法」とは?
私がおススメする方法は、お客様へ価格を提示する際に
『価格の根拠』と『作業条件』を合わせてお伝えすることです。
例えば、新規のお客様からコラムの執筆依頼がきた場合だと
【価格の根拠】
・3,000文字程度のコラムの相場が◯円なので
・作業時間に〇時間ほどかかりそうなので
【作業条件】
・修正は2回まで
・◯文字程度
・書くネタはお客様が提供
・ネタのご提供は◯日前までに
といった感じです。
このように、最初にハッキリと『価格の根拠』と『作業条件』をお伝えすれば、価格提示で失敗することはほぼなくなります。
『価格の根拠』と『作業条件』を伝えると失敗しない理由
私はこの方法で価格提示をするようになってから、お客様から価格に難色を示されたり、受注後に赤字になることがなくなりました。
『価格の根拠』と『作業条件』を伝えるとなぜ価格提示に失敗しないのか、詳しく解説していきます。
価格に納得してもらいやすくなるから
外注に慣れてないお客様だと、相場をご存じないため、セールスコピーライティングの価格は高く感じる方が多いです。
・1文字1円以下
・短い文なら安い
と思っている方もいるので、最初に『価格の根拠』をお伝えしておくことは重要です。
相場や作業時間などから『価格の根拠』をお伝えしておけば、「なるほど。きちんと理由があるんだな。ふっかけてきたわけではないんだな。」とお客様のショックを和らげ、価格に納得してもらいやすくなります。
合わせて『作業条件』も出しておけば、お客様も冷静に価格交渉の余地を検討できるのもポイントです。
例えば、先のコラムで言うなら
【作業条件:書くネタはお客様が提供】
→多忙でコラムネタを提供できない時は、上乗せ価格◯円でやって欲しい
→ネタ含めてラフ原稿も渡すから、少し価格を下げて欲しい
といった感じです。
お客様もあなたも作業内容に納得した上で金額を決められるので、お互い気持ち良く仕事ができるのです。
もしもの時に価格交渉しやすいから
ライティングの仕事をしていると、対応可能と思って引き受けたお仕事でも、蓋を開けたら予想外に作業量が多かった、、予定外のアクシデントで大幅な書き直しが起きた、、なんてことはザラにあります。
以前の私は、よく失敗して「しまった。もう少し金額を上げておけば良かったな~」と残念な気持ちになっていました(笑)
しかし、後になって金額を変更するのはちょっと勇気が要りますよね。
快く応じてくださるお客様もいると思いますが、今後の関係性を思うとなるべく波風立たせたくないところ。
そこで効いてくるのが『作業条件』です。
事前に「この条件であれば〇円でお引き受けします」とお伝えしておけば、何か予想外のことが起きた時にも金額交渉がしやすいのです。
最初の条件と違うことが一目瞭然でわかるので、お客さまにも納得していただきやすく、関係性良好のまま交渉ができます。
最初、こちらから細かい条件を伝えることに躊躇もありましたが、実際お客様が不快になることはありませんでした。
自分を守り、長くライター業をするためにも、思い切って『作業条件』をお伝えすることは大切です。
思いがけないメリットも!?
『価格の根拠』『作業条件』をお伝えすることで、
【追加のお仕事をいただきやすくなる】というメリットもあります。
なぜかというと
他案件を依頼したい時の作業価格が読みやすくなるから。
一人のお客様は、いくつもの案件をお持ちです。
コラム執筆はあくまでもはじめの一歩で、ライティングの内容が良ければ、今後は広告作成やHPの執筆、コンサルティングという大きなお仕事もご依頼いただけるかもしれません。
その時にあなたの大体の作業価格と、対応してくれる範囲がわかっていると
「コラムを◯円でやってくれたから、広告だと△円くらいかな?ちょっと相談してみよう。」
と、お客様は追加の依頼がしやすくなるのです。
お客様から事前に予算提示があれば、価格設定もちょっとラクになりますよね。
その予算で対応可能そうであれば、また『作業条件』をご提示の上承諾すればOKです。
可能であれば、複数案件のご依頼をいただけたからという理由で、少し割引などして差し上げるともっと喜ばれるでしょう。
お客様も毎回新規のライターとゼロベースで金額交渉するよりも、おおよその価格と作業範囲やクオリティが分かるライターに頼みたいもの。且つ明瞭会計をしてくれるクリーンなライターであれば、言うことなしです。
次のお仕事につなげるためにも、『価格の根拠』『作業条件』のお伝えはとても効果があるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は「失敗しない”価格提示方法」をご紹介しました。
カギは『価格の根拠』と『作業条件』のお伝えです。
最初はちょっと勇気が要りますが、お客様にハッキリお伝えすることで、お客様も納得&自分も損をしなくなります。
さらには、追加のお仕事をいただきやすくなるというメリットもあるなんて、うれしいですよね。
「お客様への価格提示が苦手・・・」
というライターさんは、ぜひ試してみてください。
ちなみに、もし『価格の根拠』で相場がわからない場合は、ネットよりも先輩ライターに相談するのがおススメです。みなさん親切に教えてくれますし、「作業条件に~~を入れておくと良いよ」など、アドバイスをいただけることも。
こちらもぜひお試しくださいね。
最後までご精読ありがとうございました。
この記事を書いた人
セールスコピーライター
與畑 菜央 ▶Facebook
兵庫県出身。一児の母。 大学卒業後、証券会社、翻訳会社を経て、現在は医療系人材紹介会社と、15年以上営業畑で勤務。現在は会社員とライターの二足の草鞋で奮闘中。現職での毎月100名を超える方とのキャリア面談経験と、長年の営業経験から、深いヒアリングと提案力を強みとしている。メルマガやコラム執筆、SNS投稿代行をメインに、クライアント様の日々の発信・認知度UPをサポート中。